柔らかくて美味しいと感じる鹿ロース肉。
全く臭みもないし、硬くもないから、マリネなどの工程なしに、赤身の牛肉のような感じで扱えます。
鹿肉というと、甘酸っぱいフルーツを合わせることが定番かと思うのですが、今回はフルーツを使わずに甘酸っぱいソースで仕上げてみました。
①鹿肉の被膜を取り除き、塩、黒こしょうをして少し放置する。
※甘酸っぱいソースにするので、アクセントとして黒コショウを多めに使いました。
②グリヤード(グリルパン)を温め、鹿肉をグリエしていきます。
※鹿肉は、調理する1時間ほど前に常温に出しておく。
③両面共に格子状になるように焼き、200℃のオーブンに6~7分ほど入れて火を通す。
※あくまでもレアに仕上がるように、でも中が温かい状態になるようにオーブンを使いました。
④少し温かい場所で保温してカットしてお皿に盛り付けます。
⑤鍋に、赤ワインソース、バルサミコ酢、はちみつを加えて少し煮詰め、塩、こしょうで調味します。
⑥ソースの火を止めてバターを加え、余熱でバターを溶かしこんで鹿肉にソースを流します。
鹿肉のグリエ はちみつ風味バルサミコソース
※赤ワインソース
①赤ワイン200ml、ポートワイン50mlを強火にかけてアルコールを飛ばし、弱火で50ml程度まで煮詰める。
②フォン・ド・ヴォー150mlを加え、中火で半量程度まで煮詰める。
牛フィレ肉のステーキのような感覚で調理したので、ほとんど手間は掛かっていません。
でも、甘酸っぱいソースと鹿肉が絶妙にマッチしてしました。
私は、はちみつが苦手なんだけど、火にかけていたら食べれます。
はちみつは甘さを出すって目的もあるけど、ソースの風味が良くなります。
私は最初に黒こしょうを多めにかけたけど、黒こしょうのミニョネット(砕いたもの)を仕上げに飾っても良いんじゃないかな。
子供は1口目を口にするなり『柔らかくて美味しい!』と言いました。
たっぷりとソースをかけて、幸せそうな表情で(*´∇`*)
手間はかかってないけど、良い食材だから、あんまり余計なことをせずにシンプルに調理する方が美味しいと個人的には思います。