Monthly Archives: 4月 2015

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2014年スペインのベンディミア出張者から一言ずつ。。。

今回のスペイン出張は前からリオハ入りしていた大橋とマドリッドで合流、ログローニョで川北と鎌田と合流しボデガコンタドールへ。今回は白ワインのベンディミアから醸造に立ち会え成果あり。このメンバー全員で回ることは今まで皆無なのでなるべく取引先を訪問することを第一目的で車を走らせ走行距離2700km余。車の中でミーティング出来たり、取引先で新商品の打ち合わせなどもできたことで、やはり定期的に取引先は回ることで新たな発見やメリットが多々あることを実感した出張でした。しかしアルプハラのトレベレスは今回で6度目だけど高速降りてからが遠かったな〜。 (田村幸雄)   スペイン出張で、ワイナリー訪問をしたり、レストランで会食したりしていると、いつも思います。この場にあの人を、この人を連れてこられたら喜ばれるだろうなと。忙しい皆さんにとって、それを簡単に実現するのは難しことと思います。ですので微力ながら、少しでも現地の臨場感、お薦め情報をこの場を借りて皆さんにお知らせできればと思っています!もちろん、いつか、みなさんとワイワイいいながら、一緒にスペイン訪問できる日も待ち望んでいます!  (川北真由美)   約4年ぶりにスペインに行き、改めて、おいしいものがいっぱいあるなあと痛感しました。そのせいで(?)、さらに肥大して帰ってきました・・・・。その土地ならではの美味しいものをいろいろといただきましたが、食べたくてももう2度と食べられない可能性のあるもが、Contadorの畑のブドウ。果実がジュレのようで、口の中で知らないうちに溶けてしまいますが、嫌みのない芳醇な甘みと、ほど良い酸味が口いっぱいに広がり幸せになります‼ 正直、こんなにおいしいブドウ初めて食べました。猪のように貪りたい‼  (大橋佳弘)

日本におけるスペイン料理とスペインワインの未来は? (森田真希子)

財務省関税局が毎月発表する最新の酒類輸入通関によれば、スペインからのワイン輸入は9月単月で3割減、1~9月累計では前年比14%減だった。首位フランスの前年割れも続く中、いったいどこが伸びているかといえば、チリとアルゼンチンだ。チリは累計で2割増、アルゼンチンは(数量はまだ少ないとはいえ)4割増と上位国最大の伸びとなった。 これまで日本では、フランスワインやイタリアワインがその国の料理とともに市場を広げてきた。スペインワインもバルブームと円高を追い風に、2009年には前年比4割増、2012年には56%増の大幅増を記録している。今年、その勢いが減速したのは、ユーロ高を受けて流通向け超低価格ワインが淘汰されたからだろう。一方で、量販店に強いチリやアルゼンチンのワインは着実に数を伸ばしている。家飲みの場合、料理にあわせてワインを選ぶ人はそう多くない。カベルネやシャルドネといった品種はすでになじみ深く、新世界ワインはブランド名も覚えやすい。手頃な価格でわかりやすいワインが一番なのだろう。 結局、消費者が知りたいのは、造り手の歴史やこだわり、土壌やテロワールではない。こんな時にこんな料理と合わせたらおいしく飲めるという、実践的で具体的なアドバイスであり、ワインの味わいをより印象的にするわかりやすいストーリーだ。たとえば、州ごとに個性的なワインや郷土料理を持つイタリアンのソムリエなら、郷土色で料理とワインを合わせて提案するだろう。フィレンツェ、ミラノ、ヴェネチア、ナポリと、誰が聞いてもイメージしやすい地名が多いのも強みだ。スペインの場合はどうだろう。確かにバルセロナやグラナダを知らない人はいないだろうが、どちらかというとサグラダファミリアやアルハンブラといった観光地の方が有名かもしれない。バル業態はすっかり都市生活者の日常となったが、アヒージョやプランチャなど地方色が出にくいものも多い。タパスのような小皿料理はグラスワインと一緒につまむには気楽だが、そこに驚きはあるだろうか。専門店だからこそ、プロならではの提案がないと、家飲みと同じく、わかりやすく手頃なワインで十分ということになってしまう。 たとえば、魚料理には白、肉料理には赤、というのはもう常識のようになっているが、実は魚料理に合う赤ワインもあるし、肉料理に合わせたい白ワインもある。今まで自分では思いもつかなかったマリアージュがばっちり決まった時の驚きは、きっといつまでも記憶に残るだろう。また、専門店なら必ず考慮してほしいのが適切な温度とグラスの選択だ。実際に二種類のグラスで飲み比べてもらってもいい。同じワインでもここまで味が変わるのかと驚かれるはずだ。スペイン業態の多くは、客と店の距離感の近さも魅力のひとつ。カジュアルな業態だからこそ、おせっかいなくらいにおいしい時間を演出してほしい。   

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2014年のリオハのベンディミア・・・スペインワイン、ボデガ・コンタドールについて

2014年のリオハ地域は、気候にかなり恵まれ、ブドウが良い状態で生育しました。 そのため、統制委員会は、8月30日からの収穫を許可しました。収穫許可となって以降も天候には恵まれ、というよりも恵まれすぎてなかなか気温が下がらず、暑すぎるきらいはありましたが、全般的に収穫は順調に進んでいました。 ですが、10月に入ると断続的に激しい雷雨があり、収穫期後半3分 の1は多くのボデガにとって、非常に厳しいものとなりました。ボトリティス菌が繁殖し果実が腐ってしまったり、水分を含みすぎて果実がブヨブヨになってし まったりと。特に気候に恵まれていて、果実が例年以上に実り、房同士がくっついている畑では、ボトリティス菌の被害は大きくなりました。これは、新聞の1面や、ニュース番組の冒頭で取り上げられる程でした。 そんなこともありつつ、2014年のD.O.Ca.リオハのベンディミアは10月21日に終了となり、統制委員会は、今年は質・量ともに素晴らしいとコメントしています。が、これは出来上がったワインを飲まないとわからないと思いますし、個人的にはボデガでだいぶ差が出るのではないかとも思っています。 Bodega Contadorも 全く影響を受けていないといえば、嘘にはなりますが、その影響は近隣のボデガと比べれば、はるかに低いものです。というのは、ビオディナミ農法にて、生態 系のバランスがよく整った畑では、病原菌が発生しにくいうえに、そこで育っているブドウたちは、病原菌に対し強く育っているからです。また、元々果実が多 く実り過ぎないようにしっかりとした剪定、グリーンハーベスト(緑色の房の原型が実り始めた時点での間引き)を行っているうえに、プレベンディミアを行っているため、房同士がしっかりと離れています。 10月14日の仕事終了後に各醗酵樽からその時点での中身を、ボトル1本ずつ取り出し、テイスティングしました。通常は最終日に行うそうなのですが、翌15日の最終日は、テレビ局の取材が入ったり、早い時間にボデガを出なければならないスタッフがいたりしたので前日に行いました。 こ のテイスティングは、個人的には、かなり興味深い貴重な経験でした。対象が、未だ単なるジュース、まさに醗酵真っ盛り、もうほぼ終わり、完全に終えたもの などですから。出来上がったワイン自体を表現することもかなり難しいですが、それ以上に表現が難しいテイスティングでした。コンタドールの醗酵樽のひとつ のアルコール発酵が終わったばかりのワイン、もう十分においしく、バルでグラスワインとして出されても、違和感なくおいしく飲める状態でした。               (Yoshy)

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スペインワイン『カタルーニャ・ベンディミアレポート2014』

私は9月15日から29日までの2週間、カタルーニャのVins del Massísへ研修に行ってきました。こちらはBodega Contadorとは異なり小規模、少人数の ボデガなので、収穫から全て醸造責任者であるイバンがその場で指揮を執り、私も彼について行く形で、多くの仕事をしました。   まず、収穫は私とイバンを含め5人で行います。最初にマシス用のぶどうから始めましたが、9月中旬でしたので、昼間の厳しい日差しの中での収穫は大変でした。その後マシソ用のチャレロの収穫に移るのですが、選りすぐったブドウを徹底的に熟させてからの収穫になるので、度々畑に足を運び、サンプルを採取し、ボデガでモストを絞り、糖度を見たり、reflectometroという器具で直接実から糖度を見るという方法で、収穫の時期を決めます。そうして時期を図り、9月下旬に収穫するチャレロは、 美しい黄金色に輝き、一粒食べてみると凝縮した甘味が口の中に広がる、素晴らしいぶどうになっていました。 ボデガ内では、全てのステンレスタンク内の温度、糖度の確認を任せてもらいました。日々数値が少しずつ変化し、その過程を五感で感じ、モストが発酵してワインになっていく行程を見ることができる貴重な体験でした。 その行程を見ていると、タンク一つ一つに愛着を持ち、ボデガを離れる時には寂しさをも感じました。 その他に、古樽の掃除や除梗機と圧搾機の手入れをすることによって、ワイン造りの細かなところまで見ることができました。特に古樽の掃除では、今まで新樽が良いとばかり思っていた考えが変わり、古樽を使うことの手間暇がいかに大変なことかと思いました。 今回の経験を通して、ワイン造りはもちろん、そのワインの特徴や背景を伝える難しさを知りました。 (くにゃ~お)