中華とラ・マンチャワインのマリアージュ〜結果はいかに〜

グルメソムリエで扱っているワイン達は、様々な飲食店様へ持ち込んでのマリアージュを試してます。オーダーバイキングの広東料理がベースの中華レストランにカバとワインを持ち込ませていただいた時のことです。

カバはロゼの「ベガ・メディエ ン・ブルット・ロゼ」、白ワインは「ドゥルシネア・ソービニヨン・ブラン2014」、ロゼワインは「ドゥルシネア・ロサード2014」、赤ワインは「ドゥルシネア・テンプラ ニーリョ2014」と「ドゥルシネア・テンプラニーリョ＆グラシアーノ2012」の5種です。中華料理も各店で味に大きな差があると思いますが、今回使わせていただいたお店のお料理は、どれも油がきれいで上品な味わいでした。

泡（カバ）に合いそうなものから注文し、白、赤と。つきだしの前菜3種盛りからはじまり、棒々鶏、鶏とカシューナッツ炒め、小籠包、酢豚、麻婆豆腐など、最終的に合計30種以上のお料理とワインとの相性を試しました。

ロゼはカバ、ワインともにほとんどのものと合わせて楽しめました。万能といっても良いくらいでした。ある程度は全般的に対応できると思っていましたが、ここまでとは思いませんでした。泡（カバ）のロゼ、ベガ・メディエン・ブルット・ロゼは、泡が口に残る油分を流してくれるので、食が進みます。スティルワインのドゥルシネ ア・ロサードは、軽い飲み口のロゼですが、最後に感じるほど良いタンニンが味のしっかりしたお料理にも合うようでした。個人的には海老蒸し餃子が赤ワインのドゥルシネア・テンプラニーリョ2014とは最高でした。良質なテンプラニーリョに海老は合わせやすいですね。

最後に一般的に「赤にはお肉」といわれることが多い赤ワインですが、御多聞に漏れず牛肉のステーキとの相性は良かったです。しかし、それ以上に相性が良いと思えたものがありました。ドゥルシネア・テンプラニーリョ2014は、ホタテのXO?炒め、エビチリ、白身魚の醤油煮込みと相性が非常に良く、ドゥルシネア・テンプラニーリョ＆グラシアーノは、ナス の辛子炒め、ホタテの照焼き、麻婆豆腐に相性が良かったです。強い辛さではありませんでしたが、辛めのお料理と短期間の樽熟成、また熟成をしていない赤ワインの相性が良かったことは、個人的には一番の発見でした。

白ワインのドゥルシネア・ソービニヨン・ブランは、豊かな香りがお料理の香りと合わなかったり、お料理と合わせることでグレープフルーツのような苦味が際立ってしまったりと。香りのバランスが素晴らしいので、食前酒向けのワインとして適していると思います。しかしマッシュルームの炒め物とは相性バッチリでした。
皆様のニーズに合うワインを紹介できますように、これからも色々なお料理とワインとの相性を探ってまいりますが、このワインとこの料理の相性は抜群といった、皆様からの情報を御提供いただけますと幸甚です。今後ともよろしくお願いいたします。

皆様のニーズに合うワインを紹介できますように、これからも色々なお料理とワインとの相性を探ってまいりますが、このワインとこの料理の相性は抜群といった、皆様からの情報を御提供いただけますと幸甚です。今後ともよろしくお願いいたします。