イベリコ豚のベジョータはナッツの香りといい肉のコクといいどんなスパイスにも

負けないので、スペインで買ったピンチョス（いわいる、有名なつまめるおつまみの代表ではなく、

焼き鳥の形状のスパイスをまぶした豚焼きでバルやお祭りの屋台などでも食べられる

庶民的料理で正確にはピンチョス・モルーノ「ムーア風焼き豚」の名称です）

の粉を使ってみようと思い立ちました

イベリコベジョータのソテー・ピンチョスソース

材料：2人前

イベリコ豚ベジョータロース肉2枚

ピンチョスソース一袋（勿論日本では入手困難ですが、スペインでも各店舗のオリジナルスパイスなので、

一応以下にスペインのサイトから正式な下仕込みソースの詳細を書いておきます）

さすがはアラビア文化の入ったスペインで,イメージとしてはケバブにも近い味です。

ピンチョス・モルーノ・ソース

1ｋｇの肉に対して（豚、鶏、牛でも）

-玉ネギみじん切り1個

-25ｇのレモンの絞り汁

-5カケのニンニクをつぶしたもの

-小さじ2+1/2の粉パプリカ（燻製臭付、辛いものでも甘いものでもお好みで）

-小さじ2クミン（つぶしたものか粉状）

-小さじ1/4の黒コショウ

-サフラン少々（ホールはつぶして、粉はそのまま）

-小さじ1/4のシナモン

-フレッシュコリアンダー少々（粉でも）

-塩少々

-120ｇのオリーブオイル（多いような気が）

玉ネギ中1個

イタリアンパセリ一束

ジャガイモ小2個

ミックスビーンズの缶詰かレトルトパック

塩コショウ

オリーブオイル適量

作り方

お肉を氷水でいつものように解凍したら、玉ねぎをみじん切り少し水にさらしてから

水気を切る。お肉の上にスパイスと玉ねぎのみじん切り、イタリアンパセリのみじん切り

、オリーブオイルを入れて良く揉んで15分ほど置いてからフライパンで焼きます。

弱火でスパイスたっぷりで焦げやすいのでゆっくり火を通します。

ジャガイモは皮を剥き茹でてから8等分ぐらいにして、ビーンズと混ぜておきます。

焼きあがったらフライパンに残ったソースにジャガイモとビーンズを絡めて

お肉と一緒にお皿に盛りつけて、パセリを飾って出来上がりです。

感想

テーブルにお料理を出したら、初体験の家族から「ナ・何これは？」との声

スペインで培ったアラビア風の料理の説明をし他後で、皆が恐る恐る食べると

「あ！粉っぽくて心配だったけど、ケバブとは違ったアラビアスペイン風で

美味しい！何より中のイベリコベジョータがジューシーでこの量のスパイスに

負けていないよ」「豚肉の味がくっきり！ライスとかクスクスと食べても美味しいかも」

などの感想でお陰様で大好評でした。

イベリコベジョータは脂の甘みや香りだけでなく思い切ったスパイス料理にも負けない力強い味なのですね。

改めて実感しました