さて、前回焼き上げたイベリコベジョータのロースブロック。冷蔵庫で一日保存して

次の日からどうやって食べようか真剣に悩みました。

折角のイベリコで味が濃く旨みを満喫できるので、豚肉は入ってはいるけど

何だかあまり主張してこないような料理をあえて薄味の物と濃い味の物２品選んでスライスで

上から乗せて食べてみました。

その①

イベリコベジョータのチャーシュー冷麺

 

材料：２人前

 

オーブンで焼き上げたイベリコベジョータのロースブロックから薄切り5枚Ｘ二人前

冷麺のセット

キュウリ１本

茹で卵２個

キムチ適量

お好みでゴマ少々。

作り方

イベリコベジョータのロースブロックを焼き上げるのは前回の記述を参考にして頂き、

今日は焼いたブロックを一晩冷蔵庫で冷ましてものをスライスするところから始めます。

肉質が滑らかなので、良く切れる包丁で切ると驚くほど綺麗に切れました。

今回はうんと奢って一人前に5枚も乗せたので、二人前で合わせて１０枚。

元の塊で言うと、ちょうどイベリコのロースステーキ二人前ぐらいはあります。

後はキュウリの皮を残して千切りに、堅茹で卵を作って剥いたら、２つにカットしておきます。

お湯を沸かしてからの冷麺の注意事項は１分で茹るようなものが多いので、

茹で上げた時のざるや、乗せる全ての材料とお皿やスープなど完全に準備できていないと

麺を茹ですぎたりハプニングが起こりやすいので、気を付けてください。

たっぷりのお湯で茹でたら、水でぬめりを良く洗った後に氷水でしめて深めのお皿に置きます。

スープはここで投入して、その上に具材をすべて乗せてゴマを振ったら出来上がり。

 

感想

いやいや、冷麺っていつも焼肉の締めで食べるとほとんどおなかがいっぱいで、

なんだか味わってたべることがないですが、これは別物でした。

薄めのスープに少し浸してからイベリコベジョータのチャーシューをかじると

脂が溶けだして、うまみが口いっぱいに広がります。

味付けはローストした時の塩コショウぐらいですが、逆に薄味スープに引き立てられて

イベリコのおいしさが際立ちます。麺との相性やキュウリやキムチなど何と食べても

格別に美味しいです。

まさにチャーシューを味わうための冷麺でした。

 

その②

 

関西風イベリコ豚玉お好み焼き

 

我が家では豚玉を作るときは豚のドリップがたねに浸み出るのを嫌って完全にローストしてから

上に乗せて合体するのですが、それでもやはりソースの味付けが濃いために

あまり豚肉のおいしさを感じる事はありません。

そこで、今回はイベリコベジョータのロースブロックスライス（長い名前）

を完全に焼きあげたお好み焼きの上に乗せて、余熱で脂を溶かしながら頂いてみる事に。

お好み焼きのレシピをここに乗せるまでもないので、感想のみを書き記します。

 

沢山乗せたせいもあって、初めてお好み焼きに入っている豚肉の旨みを感じる事が出来ました。

ただし、ソースやマヨネーズの味の濃さは強烈で、イベリコが持つ風味やナッツの香りは完全に

消えてしまいました（当たり前ですね）

でもラ・テルセラ・エスタシオンの白とは良く合いました！

やはりイベリコ豚の香りなどは繊細で薄味の味付けの物が引き立つ用ですね。

ただし、今回の一番の収穫は普通の豚のローストなどと違ってイベリコ豚は

焼いて保存した後でもパサパサしない（肉質は焼いても滑らか）カットしただけで室温でも溶ける

脂の旨みが何時でも楽しめる。必要以上の脂はオーブンで落ちるので（勿論これも料理に利用しますが）

さっぱリ食べられる。など良いところがたくさん見つかりました

そして、ブロックで焼くと量も多かったのですが粗熱取ってから10ｃｍ位のブロックで冷凍して、

後日解凍して食べてみましたが、とても美味しく食べれました。

急にブロックを焼くのは大変ですがこの方法でしたら、常においしいイベリコローストが

色々な料理でも楽しめる事も分かり、素晴らしい商品だと実感させてもらいました！