休日の夕方に、簡単に出来上がる豆腐の蒸し物を作ってみました。家にある有り合わせのものだけで作れる、あまり手をかけた料理をしたくない日にぴったりの一品です。

豆腐とトリュフ入りソーセージの中華風蒸し物

1. 木綿豆腐の固めのものか、軽く重しをかけて水を抜いたものを4枚に切り、蒸し用の皿に並べる。
2. 豆腐の中央には軽く切れ目を入れて、ソーセージを乗せやすくする。
3. トリュフ入りソーセージを縦半分に割り、更に横半分にした中身だけを豆腐に乗せる。
4. 紹興酒に少しナンプラーを混ぜ、豆腐に振りかけたら中火で10分ほど蒸す。
5. 蒸しあがったら、中国酢と白醤油を合わせたものにトリュフオイルを少し混ぜたタレを全体に回しかける。
6. フライドオニオンと香草(パクチー)をあしらう。

感想：

溶けだしたイベリコ豚の脂の香りと、甘いキャラメルのような紹興酒にトリュフの香りが加わり、なかなかに蠱惑的な香りのする仕上がりになりました。ソーセージとトリュフの旨味や香りが滲み込んだお豆腐を、酢醤油をベースにしたたれでさっぱりといただきます。ソーセージにあらかじめしっかり味付けがされているので、下ごしらえの手間がいらずに簡単に出来上がりますが、手をかけたような1皿になってしまうのはこのソーセージのおかげです。もしかしたらソーセージ単体では塩味がきつめかもしれませんが、豆腐に乗せて蒸すことで丁度よい感じに塩気が抜けて、こちらも食べやすくなっていました。洋風の素材という印象があるトリュフ入りのお肉が、これほど中華風の味付けに合うとは意外でしたが、思った以上に素敵なマリアージュでした。