金賞受賞の羊のチーズは、コクがありナチュラルな味わいで、ワインにぴったりの長期熟成のチーズです!

アルバラシンチーズ

アルバラシンチーズ社は、世界のチーズ界でも最高レベルで権威ある賞・ワールドチーズアワード2010のセミハードチーズ部門で金賞を受賞しました!写真はマドリードのサロンデグルメのアルバラシンブースの前で社長のアルベルト氏と実際の賞状です。

アルバラシンチーズ社は設立してまだ5年(受賞の2010年時)の会社ですが、このような名誉ある賞を受賞したことについて、アルベルト氏はもともと家畜の飼料メーカーであり、独自のノウハウで畜舎のまわりに飼料になる草や穀物を植えて育てるところから始まりました。

羊の飼育にも妥協はなく、珍しい種の保存もかねて、羊でもミルクの質が非常に高く美味しいアサフ種という大型の羊を飼育しています。アサフ種の特徴としては、ミルクが濃くクセがないこと。ちなみにスペ インでは、サモラの羊のチーズやマンチェゴチーズという羊のチーズがありますが、こちらはメリノ種という羊毛種で、アサフ種に比べて乳のクセは多く、チーズにし た場合のクセも多くなります。

アルバラシンチーズでは、通常のチーズメーカーが数カ所の羊乳の農家からミルクを集めるのに対して、アルバラシンチーズは自社の農場だけから、良質のミルクを チーズに使っています。チーズ作りは、アルバラシン地方のローマ時代から水が美味しいと評判の湧き水を使って塩漬けをして、標準のチーズよりも長い熟成期間により、コクと旨みを出しています。

アルバラシン村は12世紀にはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教が共存した歴史があり、3つの文化が合わさって今のアル バラシン地方の文化の元ができたらしいです。その際にも水が美味いというのが全ての料理のもとになったとは有名な話です。
 

アルバラシン・チーズ社はまだ5年目の若い会社ですが、初めて参加した
「世界最高権威のチーズコンクール」で金メダルを受賞しました。

アラゴン州初の金メダル受賞は大きな話題で、アラゴン州テレビで約10分間にわたって取り上げられました。
試食の最後で「ボニシモ!」と言っていますが「最高レベルで美味しい!」と言うことです。

(出演:アルバラシン社長:アルベルト氏 スペイン語です)

アルバラシンチーズのチーズ作りのコンセプトは「ワインに合うチーズ作り」です。昔のことわざに、「チーズといっしょにワインを飲むな」とあるそうです。
 
チーズと一緒にワインを飲むことで、あまり上質ではないワインも美味く感じてしまうことから、安物のワインをワイン商に売りつけられてしまう、ことを嫌ったことわざです。
昔はチーズでワインの味をごまかして、ワイン商が商談に持ち込んだ例もあったとのこと。

アルベルト社長は、「普通のチーズはへたをするとワインの味わいを分からなくしてしまうけど、我々のチーズはワインの味をごまかさずにそれぞれを引き立てる!チーズです!」ということをいっていました。

アルバラシンチーズの盛り合わせ
アルバラシン・チーズの盛り合わせ
写真上は
銀ラベル9ヶ月熟成、下左からカプリン(カブラ)ドン・マヌエル15ヶ月熟成

 


スペインで、チーズは「ケソ(Queso)と言い、牛乳よりも羊乳・山羊乳の方が多く生産されています。長期熟成で硬質タイプのチーズです。
 
同じくメリノ種の羊のミルクで作られるサモラやマンチェゴチーズよりもコクがありクセのないアサフ種の羊の良質なミルクで作られますので、仕上がりもまろやか上質な非常に美味しいチーズです。 長期熟成のコクと旨味はチーズ上級者の方にも必ず満足いただける仕上がりになっています。


美味しい水がまろやかに仕上げる

アルバラシン社は、マドリッドから北東に数百キロ言った、アラゴン州テルエル県のアルバラシン村にあります。アルバラシン村はスペインで最も美しい村のひとつと言われ、12世紀の風景が広がる、とても美しい村です。 アルバラシンの建物は土や壁がピンク色をしているために”バラ色の村”と呼ばれ、美しさと自然環境の良さで有名です。

アルバラシンチーズ

アルバラシン村は昔から水の美味しさでも有名で、ローマ時代の人々は、ひと山越えたところに水道を作って、アルバラシンの水を引いたほどです。 村の麓には、当時のダムと水洞窟跡があります。

その水と海塩を合わせて塩漬けしたチーズは、クセが少なくまろやかな仕上がりになります。


飼料作りから羊の飼育、チーズ作りまで一貫管理だからできる良質なチーズ

アルバラシン社はもともと家畜の飼料メーカーであり、羊舎のまわりで生産された、安全で質の高い飼料を作っています。その良質の飼料を与えた羊のミルクは、一般のマンチェゴなどの羊チーズを作るミルクより、よりクセが無く仕上がります。

飼料作りから始まり、羊・山羊の飼育、良質なミルクの生産、チーズ作りまで、全てをアルバラシン社で管理することにより、高品質のチーズが作られるのです。


元々は飼料メーカーで、羊の飼育舎の周りには羊専用に草や穀物を植えるなど、一切の妥協はしません。

珍しいアサフ種の羊の飼育、アサフ種は質の高いミルクを出し、通常の羊のチーズのメリノ種(マンチェゴチーズ)よりクセがなくコクがあるチーズが出来上がります。
   

美味いチーズは良質なミルクから出来ます!良質なミルクの生産を自社の飼育場1カ所だけから毎朝供給を受けます。

こだわりのチーズ作りは通常のチーズより熟成期間を長く、チーズのハモンイベリコと呼ばれています。

 

長期熟成が醸し出すコクと旨み

このように質の高い美味しい羊乳だから、長期熟成に耐えて旨味を増加させることができます。 アルバラシンチーズを「チーズのハモンイベリコ」と呼ぶ人もいるほど、熟成したコクとうまみがあり、チロシンも多く見られます。

  • チロシンとは・・・チロシンはチーズから発見されたアミノ酸の結晶で、旨味成分とも言われ、チーズや生ハムなど長期熟成食品の美味しさの目安にもされます。チロシンが多いほど旨みも多いということです。




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