![]() | 牛スジ 1kg【万能煮込み用食材】
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投稿者:![]() ![]() 投稿日付:2019/12/23 08:08 | ||
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牛筋が好きなんです。しかし市販の牛筋は「筋」といいつつ脂ばかりというものが多い。 赤ワイン煮込みも好きです。しかし店で頼むと高くて少ない、もっと食べたい(笑) 難題を解決すべく以前レビュー賞で頂いたグルメミートさんの牛筋に挑戦することにしました。
冷蔵庫で二日ほどゆっくり解凍し、まずは下ごしらえ。 手間は同じですから1キロ分一気にいきます。身に着いた仕方で一度ゆでこぼしてみると、 もう何かこの時点で他所の牛筋とは全然違う。臭みもなく牛特有の良い匂い、これは期待できます。 茹でこぼした後は手を抜いて炊飯器へ投入、葱の青いところを放り込んで炊飯ボタンを押したのち、 用があったので出かけて三時間ほどほったらかし。 戻ってきて様子を見ると、カチコチだった白い筋がもっちりと膨らんですでに旨そうです。 正体がなくなるほど柔らかくするよりも歯ごたえが残るほうが好みなので、 加減を見るために黒酢・豆板醤・醤油・八角等ちゃちゃっと混ぜて四川風のタレを作り、
かけて食べてみたらこれがまーイケる 思わず全部これで……と思いかけましたが初志貫徹で赤ワイン煮込みを作っていきます。
珍しく飲み残していたモメサンのヴォージョレーがあったので大きめにカットした筋に注いで 一日安置しておきます。翌日袋を開くとヴォージョレー特有のベリー系のチャーミングな香り、 そして怪しげな薄紫色に染まった牛筋(笑) 料理のこういう過程が楽しいんですよね。 あとは、煮過ぎに気をつけながら赤ワインを注ぎたし、注ぎたしで煮て行きます。 味付けは粉末の八丁味噌を隠し味に、少し和風のニュアンスをもたせたかったので、 醤油とだし醤油を少々、いたってシンプルです。 煮上がった筋を取り出した後で、赤ワインを煮詰めて最後に砂糖水をたらり。 肉にしみ込んだ赤ワインの分で酸は十分なので、ソースはカラメル化する直前まで詰めて こっくりとさせました。(写真のソースだとまだちょっと早いですね)
さて、食べてみると、抜群の一言です 腕前がどうのというよりこれは素材の力ですね。 じっくり煮込んでも居なくならない牛筋、もちっとしてプルンとして、 所によっては赤身のほぐれる感じもあって…… ぶよぶよ脂は無いので香り良くあっさりと食べられます。 そうそう、煮汁は常温でも冷えるとプリンプリンに固まってしまいますよ。 なんとも上質なコラーゲンを感じます。「筋」が好きな牛筋ラバーには絶対にお勧めの商品ですね! 下処理済みの牛筋があと3本(というのも可笑しいですが、 「本」で数えたくなる立派さなのです)残っているので、何にしようかなと楽しく考え中です。 王道の大根との煮込みもいいけど、 また四川タレ和えもいいな…(笑)
その前にクリスマスですね!実はすでにグルメミートさんのホロホロ鶏を手配済み。 いつもながら、料理の楽しさを存分に味わわせてくださる御社に感謝です。 この度は美味しいプレゼントをありがとうございました! ![]() 薄紫色の筋。 ![]() ミロワール好きなんです | ||
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