鴨・栄養価高く低カロリー
鴨肉は低カロリーの栄養食
(グルメミートワールド提供)
都合の良いことのたとえとして「鴨(かも)がネギをしょってくる」という言い方があるくらい、鴨とネギは好相性。一緒に食べると美味しいものです。
旬は秋冬で、日本では昔から好まれる鴨鍋、鴨すきも体が温まります。鴨ロース、治部煮、鴨南蛮もありますね。
鴨料理を好むのは日本だけではありません。中国では北京ダック、ヨーロッパでは鴨ローストのオレンジソース添えは有名ですし、フランスではジビエ料理の1つとして好まれています。
食用にする鴨には北半球の温帯や寒冷地にいて冬にくる真鴨と、飼育鴨の合い鴨やアヒルがありますが、栄養価は異なります。
真鴨100gあたりの栄養価を見るとエネルギーは128kcalで、合鴨の333kcal、アヒルの450kcalに比べてかなり低カロリーです。
また鉄は4.3mgと多く、1日に男性がとりたい量の半分以上、女性がとりたい量の4割近くがとれます。レバーと違ってコレステロールは多くないので、スポーツをするために貧血対策をしたい方にはおすすめです。また糖をエネルギーに変える時に必要なビタミンB1は0.4mgとアヒルの2倍くらいあります。
(新出 真理)
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