エゾ鹿(蝦夷鹿)内モモ【繊細で柔らか味わい深い塊肉】

5.00 (3件のレシピ)

投稿者:S 東京都 りら様  [レシピ]
投稿日付:2011/08/01 23:58

ガーネット色の赤身が美しい鹿のモモ。ローストをして温製と冷製で食しました。
鹿は固くなりやすいので、火の通し方は優しく淡く。温製の写真(上)は生に近いかなりのレアに見えますが、そのまま冷やすと冷製写真(中)のような焼き加減。稀に見るよい出来で、鹿モモ肉の味わいを堪能できました。
血に由来する鉄分を多く含んだ味なのに、鹿肉には清浄さを感じます。脂分のないすっきり締まった筋肉の食感と、草の香りがわずかに漂うためでしょう。

1キロ以上の大きなブロックから厚みが均一なところを切り出して、約半分を使用。
最初にフライパンで焼くときも、周囲にごく薄い焼き壁を作るだけにとどめました。各面をほんの数十秒、面によっては十秒程度。
オーブンに入れるときはアルミホイルをかぶせ、火のあたりを弱めます。
うちの小さな電気オーブンは温度設定もどうも信用できないのですが、最初は150度、次に130度、そして火を止めた庫内にしばらく置き、更に外に出してしばらく置くという、決して高温は使わずに内部まで温める方法。
時間配分がよくわからず、お肉を手で押して感触を見ては温度を変えたり火を止めたりの、かなり素朴な調理です。庫内での時間は、火を止めてからも含めて30分くらいだったでしょうか…? あやふやで申し訳ありません…。押してみてください…。

温製には肉汁を使ったソースとともに、ブルーベリージャムを添えました。今回は別々にしましたが、ジャムをソースに混ぜ込んでもおいしいです。
付け合わせは、黄パプリカを鹿を焼いたフライパンでゆっくり炒めて甘みを出してから、白バルサミコを振ったもの。それにポテトとニンニクのまるごとダッチオーブン焼きです。
冷製には、冷蔵庫で凝った肉汁ソースを添えて。
付け合わせは洋風の寿司飯。普通の寿司飯に、ルッコラとたっぷりのオリーブオイルを加えました。タタキをのせたお寿司のイメージを洋風にした一皿で、なかなかによく合う組合わせでした。



  ◎作り方

【お肉の下準備】
・解凍した鹿モモ肉はさっと洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
 (半量のみ使う場合は、半解凍の時点で適当な大きさに切り出し、残りは冷凍庫に戻しておく)
・筋膜等を剥ぎ取る。厚くかたいものはきちんと取り除いたほうがいいが、薄いものはあまり取らなくてもOK。
・塩(燻製塩+ごえんの塩)とコショウを振り、ニンニクの薄切りを貼付け、オリーブオイルを塗って常温に戻す。

【焼く】
・オリーブオイルを引いたフライパンで肉を焼く。貼付けたニンニクは落として脇で炒めつつ、肉の全面にごく薄い焼き壁を作る。固くならないよう、火加減は中火以下で。
・クッキングシートを敷いた天板に肉を載せ、炒めたニンニクとローリエを置き、アルミホイルでふんわりと覆う。
・150度に熱したオーブンに入れ、徐々に温度を下げつつ火を通し、アルミホイルに包んでしばらく置く。(上記のレビューに書いたような感じです)。

【ソースを作る】
・小鍋でバルサミコを煮詰め、赤ワインを加えて更に煮詰め、グラス・ド・ヴィアンド(市販のレトルトパック)を加える。
・アルミホイル内に溜まった肉汁を加え、加減を見つつ煮詰め、塩コショウで調味。

【サーブ】
・温製の場合は厚めに切り、ソースやジャム等を添えて供す。
・ローストの残りを冷蔵庫に入れておき、翌日は冷製で。冷製の場合は薄めに切ったほうが食べやすい。凝ったソースを添えて供す。



商品の評価:★★★★★
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