本格的に暑くなってくると、暑い国の熱い料理がおいしくなります。3連休の昼間に作ったのは、TEX-MEXの王道料理、牛肉のファヒータです。
なんでも、もともとファヒータという名称は、このハラミ肉の部位から来ているとか?(テキサスあたりのメキシカンはハラミ肉をファヒータと呼ぶらしいですね。)
適度なサシが入って火を通しても柔らかく、スパイスにも負けない味わいのあるこのお部位にぴったりのレシピだと思います。
牛肉のファヒータ
準備:
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肉はまず厚みを半分にしてから、繊維に沿って1-2㎝幅に切り分ける。短冊状の肉ができる。
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ボウルに入れた肉に、塩、チリスパイスミックス、おろしにんにく、オレガノ、クミン、コリアンダーなどを振り入れ、よく揉みこんで30分から1時間漬け込む。
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パプリカ(2色ぐらいあるときれい)と玉ねぎを、1-2㎝幅にスライスしておく。
その間に、ソースも仕込んでおく:
A フレッシュサルサソース:
生のトマトと紫ためネギを5㎜ぐらいのみじん切りにし、レモン汁またはワインビネガー、塩、オリーブオイルと合わせる。
好みで、パセリのみじん切りやピーマンのみじん切りを入れると色合いがきれい。
今回は、肉とパプリカがあるのでピーマンは入れませんでした。爽やかな酸味とフレッシュさがこのソースの特徴です。
B. ワカモレ風アボカドソース
出来れば熟したアボカドを使う。一個分は小さく切り、おろしにんにく、塩、オリーブオイル、コリアンダーパウダー、チリペッパー少々と合わせ、よく混ぜておく。
こちらはまろやかなスパイサーさが味の決め手です。
調理:
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中華鍋か深めのフライパンでまず野菜を炒め、しんなりしたら取り出しておく。次に肉を焼き、火が通ったら一旦取り出して鍋に残ったソースを煮詰めていく。最後に野菜と肉を戻してよく絡める。
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トルティーヤ(市販のもの)は、ホイルに包んでオーブンで温めるか、軽くフライパンでカラ焼きして温める。
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熱々の肉と野菜を温めたトルティーヤに乗せ、好みでシュレッドチーズやソース、タバスコなどを足して、巻いていただく。
感想:
スパイスが利いていますが辛くはなく、お肉のコクとよく合います。野菜たっぷりの上、フレッシュなソースもかかっているので、さっぱりとして食べやすく、食が進みます。
このお肉は、適度な噛みごたえはありますが、どちらかというと柔らかいお肉だと思います。メキシカン風のスパイスがよくなじみます。これだけ良いお肉なので、ステーキ状のままスパイスに漬け込んで焼き、食べる直前にスライスして巻いてみても行けるんじゃないかなと思いました。その場合は一晩ぐらいつけても良いかもしれません。次はそうしてみます。
こちらのお肉は切っている最中から美しい赤色と適度なサシがとてもおいしそうで、タルタルステーキかたたきで食べてみたいぐらいでした。かなりレア目のステーキでもおいしいと思います。
初めて買ってみましたが、手ごろな量と値段なので、またリピートします。うちの定番の牛肉になりそうです。