生ソーセージのよくあるご質問・Q&A集

生ソーセージについての良くある質問などをまとめてみました。ソーセージは生と加熱調理してあるものがありますが、その違いや扱い方、保管の仕方にはじまり、ソーセージの種類、ケーシングについてなど素朴な疑問についても考えてみました。ご参考になれば幸いです。
 

 

Q 生ソーセージとはどのようなものを言いますか?通常のソーセージとはどのようなものですか?

A もともとソーセージは生の肉を挽いたものに塩と香辛料などを合わせて豚腸や羊腸などのケーシングに入れたものです。通常のソーセージはそれを加熱しスモークをかけたものがほとんどです。一方、生ソーセージはケーシングに入れただけで加熱調理とスモークをかけてないものを指します。商品の形態は冷凍と生(チルド)の2通りがあります。

 

Q 生ソーセージの賞味期限はどのぐらいですか?

A 冷凍してない生ソーセージの賞味期限は販売している製品の裏貼りに書いてある賞味期限をお守り下さい。書いてない場合は2日間程度でお召し上がり下さい。必ず0℃に近い冷蔵保存が前提になります。 また冷凍してある状態の生ソーセージですと1年程の賞味期限がありますが、購入後にご家庭の冷凍庫に入れた場合は購入後から3ヶ月程度と見た方が良いとは思います。解凍後は2日間程度でお召し上がり下さい。

 

Q 生ソーセージは解凍してからどのぐらい日持ちしますか?

A 上記の質問でお答えしておりますが、2日間程度でお召し上がり下さい。

 

Q 生ソーセージはレア(生焼け)で食べられますか?

A 生ソーセージは生食対応ではありません。必ず火入れをしてお召し上がり下さい。また、中がレアや生焼けの状態に関しまして、よく牛肉や豚も良質なものは生焼けでも食べられると言われますが、挽肉をベースとした加工品は完全に火入れをする必要があります。中心温度で75℃で1分以上の加熱が必要です。

 

Q 生ソーセージを電子レンジで加熱しても大丈夫ですか?

A 容器にラップなどをして電子レンジで調理する方法もあるかもしれませんが、基本的におすすめできません。電子レンジのワット数の違いや、調理時間など少しの違いによって生ソーセージが破裂したり、肉汁が多量に出たりするためです。基本調理はボイル、蒸し焼き、グリルがおすすめです。

 

Q ケーシングとは何ですか?種類はどんなものがありますか?またどのような特徴がありますか?

A ケーシングとはソーセージの外側を覆っている膜または皮のようなものです。ケーシングの種類には下記のようなものがあります。

1)天然ケーシング

豚の腸からつくられる豚腸ケーシング、羊の腸からつくられる羊腸ケーシング、そして山羊からつくられる山羊腸ケーシングがあります。 家畜の腸を使ったケーシングの特徴は通気性が有り丈夫でソーセージミートと結着しやすく可食可能、熱を入れ乾燥させることでパリッとした食感が生まれます。 また浸透性もあるのでソーセージの煮込みなどでスープと混ざりやすく料理をしたときの浸透膜のような働きも有りお料理に貢献するケーシングと言えると思います。またコラーゲンが豊富に含まれることも見逃せません。

2)人工ケーシング(可食可能)

コラーゲンで出来ているケーシングで、動物性のタンパク質を原料としてつくられます。加熱したときにほとんど歯触り感がなくなり、ソーセージの肉の食感を伝えやすくなります。 また天然ケーシングに比べて安価ですが、ケーシングの性格上、パリッとした食感などは望めません。

3)人工ケーシング(可食不可)

セルロースなどを使ったケーシングで熱による変化はありません。食べるときには必ず外して食します。太さも自在に出来るため、太いソーセージや練り物で多用されることがあります。
 

 

Q 生ソーセージの外側を覆っている皮のようなもの(ケーシング)は食べられるのですか?また何で出来てますか?

A 天然ケーシングと可食可能な人工ケーシングなどに詰めているソーセージは皮ごと(ケーシングといいます)食べられます。パキッっとした食感がするものは、天然ケーシングで羊腸や豚腸等の家畜の腸が使われています。

 

Q 生ソーセージと普通の加熱してあるソーセージは、我々消費者にとってどのようなメリットがあるのか?ご説明をお願いします。

A 先ず普通の加熱してあるソーセージのメリットからご説明させて頂きます。

加熱加工してあるのでそのまま食べられますし、調理も煮る焼くが割と簡単に出来て、日持ちも保存もしやすいというメリットがあります。

生ソーセージは上記のものが全て逆になります。そのままは食べられませんし、調理は多少手間がかかります。また生のソーセージは日持ちはしません(冷凍の場合は日持ちはします)。

では生ソーセージのメリットは?と言いますと、調理をしたときの美味しさが加熱済みのソーセージより、あると言うことに尽きます。 肉感の良さ、ジューシーさ、そして風味などの点で加熱済みのソーセージより優れています。

 

Q 生ソーセージは加熱調理したあとはどのぐらい日持ちしますか?

A 完全に加熱されたソーセージは2,3日程度は日持ちします。冷蔵庫での保管温度は5℃以下の温度が前提になります。加熱後もなるべく早くお召し上がり下さい。

 

Q 生ソーセージは冷凍のまま調理出来ますか?

A 生ソーセージは外側がケーシングになっており、豚腸や羊腸のことがほとんどです。弱い温度帯で徐々に加熱をすることに関しては、可能ですが、外側が調理しすぎになり破裂したり火が入りすぎたりと、美味しく加熱調理出来ないことが多いです。時間が無いときでも冷凍のままの調理は避けて、氷水の解凍方法を使いながら、出来るだけ均等に解凍して調理して下さい。

 

Q 生ソーセージの解凍方法を教えて下さい。

A おすすめは氷水解凍です。真空パックごとジップロックなどに入れ空気を抜いて氷水にいれ解凍します。氷水はポリ袋に水を入れ氷を適量入れたものです、そこにジップロックごと入れて冷蔵庫で解凍します。水の熱伝導の効率の良さから早く解凍がすすみソーセージにも一番影響が少なく最小のドリップで解凍できます。

 

Q 生ソーセージのルーツを教えて下さい。

A 生ソーセージのルーツはローマ時代頃までさかのぼります。大昔は冷蔵庫などが無かったので、豚の前足と後足は塩漬けをした後、乾燥し発酵熟成をかけて生の状態でも常温で保存出来るようにしました。バラなども塩漬けをし発酵させましたが、その他の肉や小片などは細かく刻んで塩漬けをし腸の皮に入れて乾燥し発酵熟成をかけ生の状態でも常温で保存出来るようにしました。このことが豚腸のケーシングに入れるサラミやチョリソーのルーツになっていまして、冷蔵庫が無かった時代は、そのほとんどがこのような発酵熟成したサラミ類で、生ソーセージのルーツにあたると考えられます。

 

Q ソーセージの種類を教えて下さい。

A ソーセージは小さくカットした肉を腸詰めをしたものですが、ヨーロッパ諸国を初め中国なども含めて歴史ある国ではほとんどと言っていいほど昔から存在します。

肉の種類的には豚が一番多く、牛肉、鶏肉、ターキー肉、羊肉、鹿肉、猪肉、うさぎ肉、馬肉など多岐に渡り、内臓系のものをつめた腸詰めもあります。

また非加熱のドライソーセージ(サラミ)のようなものでも発酵熟成したものやしてないものなどもあります。 そして腸詰めは各国での呼び名があり、ドイツではヴルスト、イタリアではサルシッチャ、フランスではアンドゥイユ、スペインではチョリソ、ポルトガルではリングイッサ、英国や米国ではソーセージ、中国では灌腸や香腸などと呼ばれています。

 

Q ウインナーとソーセージの違いを教えて下さい。

A 一般的には羊腸を使っている細いソーセージをウインナーと呼び、それより太いものをソーセージと呼びますが、厳密にはウインナーはオーストリアのウイーンでつくられている細いソーセージがその呼び名の由来になります。

 

Q 生ソーセージの中身って、ハンバーグの中身とどう?違いますか?

A どちらも挽肉を使ってあるところは同じですが、調合の仕方に違いがあります。
生ソーセージは、挽肉やカッティングした肉に塩を入れてしっかりと練ることで、生地同士が粘り気を出して乳化のような状態になります。生地同士がくっつき合い、保水率が高まる状態になります。

反面、ハンバーグの生地の場合も練りますが、エマルジョンの状態まで練ることは少なく、挽き肉のまとまりが出てきた状態で、調理されます。 このことは加熱調理が終了した段階でカットしてみますと、よりわかりやすくなります。

ソーセージの場合は、加熱終了の時点でカットしますと、肉汁が少し出てきますが、 ハンバーグは火が入った状態でカットしますと、肉汁がジュワーっと流れ出てきます。 どちらが美味しいのか?一長一短ですが、上記のような焼き上がりの違いがあります。

 

Q 生ソーセージを解凍して、再冷凍は可能でしょうか?

A 生ソーセージを解凍しての再解凍に関しましては、基本的におすすめしておりますん。 冷凍物の再冷凍となりますと、食肉の場合は鮮度がおちますが、挽肉ベースの加工品の場合は、食肉の場合より鮮度が落ちる場合があります。塊の肉より肉の大きさが著しく小さいことから、ドリップや最大表結晶生成帯の際の氷の結晶などが出来やすく、食材が劣化する状態になりやすいためです。

 

Q ソーセージが一度に食べきれない場合はどうしたらいいですか?

A 基本的に解凍したソーセージは加熱をして食べきるのがおすすめですが、それでも残る場合は、加熱を十分にしたのちに冷凍保存がおすすめです。冷凍庫の中にアルミ板などがある場合は、加熱調理されたソーセージをそのまま入れてなるべく早く冷凍状態にします。一晩たったのちに1本ずつラップなどでくるみ、ジップロック付きの袋に入れて冷凍保存などがおすすめです。

 

Q 生ソーセージが焼き上がったときの目印のようなものがあったら教えて下さい。

A 生ソーセージは様々な加熱方法がありますが、最初は弱火でじっくりと火を通すことです。ソーセージの太さによっても加熱時間は違いますが、細いもので8分〜10分、太いもので15分前後の時間がかかります。中心温度計などがあれば便利ですが、無い場合はソーセージに串を刺したり、半分にカットしたりして出てくる肉汁が透明ならそろそろ焼けるサインですし、カットしてソーセージの断面を見て判断することが一番良い方法だと思います。

 

Q 生ソーセージの美味しい食べ方調理方法を教えて下さい。

A 一番のおすすめはホットドックです♪  シンプルなホットドックはよりソーセージの旨味を感じやすく、様々な具とソースをかけたホットドックは複雑な味わいを感じます。

ホットドックの美味さはソーセージ自体はもちろんですが、「パン(バンズ)をどのようなものを選ぶか?」によっても美味しさが違ってきます。柔らかいバンズの場合はソーセージの存在感をより感じやすく、バケットのような固いバンズは、ソーセージとの食べ合わせによって美味しさが出てきたりします。ソーセージとバンズ、そして具とソースによって、様々な楽しみができるのもホットドックの楽しみと奥の深さだと思われます。またホットドック以外の美味しい食べ方や調理方法は、下記のページをご参考下さい。

 

Q ソーセージに表示してある「賞味期限」は、その日が過ぎると食べられないのですか?

A 賞味期限とは美味しく食べられる期限です。美味しく食べられる期限は、商品のパッケージや形態を変えずに保存をしておいての期限のことを指しますが、メーカーによりますが、賞味期限は、美味しく食べられる期限のおよそ7割ぐらいで表記されています。従いまして期限を10%から20%過ぎても美味しく食べられることがほとんどです。しかしながらそれはしっかりした保存の仕方をしている場合で、しっかりした保存が出来てない場合は、その限りではありません。

また賞味期限とは別に、消費期限というものがありますが、可食可能な期限になりまして賞味期限より期限は少なく一般には何月何日と表記されます。商品は、お弁当やおにぎり、サンドイッチ、ケーキなど生食のものがほとんどです。こちらは出来るだけ消費期限内に食べられることをおすすめいたします。

その他ソーセージに関するよくある質問はこちら>>

☆日光ひみつ豚の製品や特徴のご案内

日光HIMITSUひみつ豚製品はこちら

日光HIMITSUひみつ豚(SPF豚)の特徴とソーセージベーコンのご案内

 





●グルメソムリエについて

商品についての情報
ソーセージ&ベーコンの楽しみ方
ご紹介頂きました
三ツ星レストラン御用達生ハム
スペイン最高峰ハモンセラーノ
生ハム・サラミについて
金賞受賞チーズ
ベンハミン・ロメオのワイン
イベリコ豚のこだわり
高機能ハモネロ・アフィノックス
肉の日感謝デー(過去のプレゼント)