トリッパ 牛の胃袋 湯剥き【国産 牛ハチノス 洋風煮込みの定番!】4.87 (39件のレシピ) |
投稿者: 島根県 toddchiku様 投稿日付:2011/04/30 13:33 | ||
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16世紀のポルトガル。エンリケ航海王子は、アフリカ・セウタを攻略するため、ポルトの街に停泊して準備を進めておりました。しかしなにぶんにも大艦隊。食糧の調達にもひと苦労です。その時、 「我らのポルトガル艦隊のために!」 ポルト市民がこぞって良い肉を艦隊のために供出しました。そして自分たちはあまりものの臓物や豆を上手く料理して、腹を満たしたといいます。今もポルトッ子は「Tripeiro=臓物を食べる人々」というあだ名で呼ばれます。 世にいう”大航海時代”のきっかけを生んだ?!この料理、 「Tripas a moda do Porto」 ポルト風もつ煮込み は、今もポルトの名物料理です。 ******************* グルメミートワールドさんから買ったハチノスもある、豚耳もある、チョリソもある。材料は揃った!さていつ作ろうかなーと思っていたところに主人の誕生日がやって来ました♪♪♪ いざ! <Tripas a moda do Porto ポルト風もつ煮込み> 【材料】 *ハチノス 1つ(約400g) *豚耳 1枚 *チョリソ 100g *玉ねぎ 大1個 *セロリ 1本 *ニンジン 1本 *にんにく 2かけ *トマトの水煮缶 1・5缶 *白いんげんの水煮缶 1缶 *白ワイン1/2カップ *ローリエ *塩こしょう 適宜 *オリーブオイル *酢 少々 【作り方】 1)ハチノスと豚耳はパッケージごと水につけて自然解凍し、さっと洗って水をきります。ハチノスは袋状になっているので(胃袋、ですからね)切り開いて2枚にします。 2)沸騰した湯にハチノスと豚耳を入れて10分ほど茹で、引き上げます。 3)次に、本茹でです。たっぷりの湯にセロリの葉の部分、ニンジンの皮、ローリエ、酢(ワインビネガーでも)大さじ2~3杯を入れ、ハチノスと豚耳をフツフツ軽く沸いたぐらいの火加減で1時間半ほど茹で、引き上げます。 4)別の鍋にオリーブオイルを入れ、半切りにしたニンニクを弱火で煮るように炒めます。いい香りがして来たら、1cm角くらいに切った玉ねぎ、ニンジン、セロリを入れて炒めます。 5)ハチノスと豚耳は、幅1cm、長さ5~6cmくらいに切り、チョリソは5mmほどのスライスにして、(4)の鍋に加えます。 6)材料がひたひたよりも少し多めぐらいに水を入れ、白ワイン、トマトの水煮も入れて、1時間ほどフツフツと煮込みます。途中、水分が減り過ぎたら少しづつ足します。ここで塩こしょうを加えますが、チョリソの塩味やスパイス風味があるので、控えめにしておきます。 7)煮こんでいる間に、固めのご飯を炊きます。付け合わせです。 8)ハチノスを味見してみて、さほど噛みしめなくてもちぎれるふんわり柔らかい食感になっていたら、ハチノスは煮上がっています(ゴムのようなクニュッとした食感なら、もう少し頑張って煮たほうがいいでしょう)。白インゲンの水煮を(缶の水を切って)加え、さらに15分ほど煮て、もう一度味を整えて、出来あがりです。 9)深めの皿に煮込みを盛りつけます。ライスは同じ皿に添えてもいいし別の皿に付け合わせても良いと思います。 ******************* ハチノスと豚耳、チョリソの旨みがトマトソースに溶けこみます。ぜひお豆さんも加えてください。水煮缶ならすぐ火も通るし味も馴染んで、ボリュームが出ます。 ポルトガル料理はさほどスパイスを多用しません(強いて言えばCoentro=コリアンダー=の葉を好みます)。南欧ですが、ニンニクやオリーブオイルたっぷり!というわけでもありません。その代わりに、肉や香味野菜など素材の滋味をじっくり引き出すのがポルトガル流。そして、イスラムの影響でしょうか、豆やコメをたっぷり使います。 グルメミートさんで購入したハチノスや豚の耳は、実にきれいに処理がしてあるので、下茹での段階でも匂いがさほど気になりません。”案ずるより産むが安し”で楽ちんにTripasの煮込みが作れました。それと、冷凍で届いた時はなんとなく小さめに感じましたが、解凍して下茹でしたら意外なボリューム感で作りがいがありました。上記のレシピなら4人分のメインディッシュには十分です。 価格も手ごろだし、下味をつけたハチノスにパン粉をつけてフライ、コチュジャンで煮込んで韓国風など、色々試してみたい食材です。きっとリピします(^-^) | ||
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