質問者: 匿名希望様 質問日付:2008/10/02 09:51 | |
---|---|
Q ☆ユーロなどの為替相場と商品価格についての質問です。商品価格についてですが、ユーロが安くなると値段もそのうち変わるのでしょうか?それとも現状維持でしょうか?特に食肉などの年末の相場についても関心があります。 |
|
A ご質問、お問い合わせありがとうございます。お客様の仰ることはごもっともなことだと思います。 販売しております商品価格の件でございますが、現在は(10月2日現在)安値で推移しておりますが、2ヶ月前程の価格は円に換算しますと170円でございましたので未だ反映されておりません。 ここのところ2週間ほどでは7,8円の価格変動があり一定していない状況でございます。ユーロでの支払いも最安値で支払うことは不可能に近く、同じように最高値で仕入れることもそんなには無く数ヶ月間、安定している時の為替相場が元になります。 又、食肉の値上がりに関しましては為替、燃料代、穀物相場、ヨーロッパ現地の食肉相場などがもとになっておりまして、年末にかけての食肉の相場は年末の需要大からの現地価格の上昇が毎年ございます。 従いまして残念ながら現在のユーロのままの安値で他の値下げになる外的要因が整えれば、年明け数ヶ月後の価格が安くなる可能性はあると思います。 下記、商品別に別けて相場の状況をまとめてみました。 1)生ハム類 ・現地の穀物相場の上昇、運賃の上昇を受けて生ハム原料肉は上昇しておりまして、メーカーには価格交渉をしていますが当面は難しい状況です。世界的な穀物相場の状況はずっと続いており豚の長期飼育に関して穀物のコストが多分にかかり良質な豚肉は更に価格が上がるばかりか飼育農家が減っている現状があります。 2)家禽類 ・現地では季節的需要、年末需要、クリスマス需要の増大から相場が少しずつ上昇するようです。 3)鹿肉 ・ニュージーランド産に関しましては世界的バター不足による生産農家が、酪農(牛の飼育での牛乳の生産)にかなりの数切り替えており、鹿肉が現地高になっております。ニュージーランドからの代表的輸出国でありますヨーロッパ各国は時期的に鹿肉をメニューで入れるところが多々ありそれに伴い価格が上昇しております。 国産のジビエである質の高いエゾ鹿の販売を検討しております。 4)ラム・マトン ・相変わらず諸外国の需要は増えているようですのでが価格の大幅な変動はないようですが長期的に見ますと、ラムやマトンの飼育農家が牛肉の飼育にシフトしており、生産数が減っており、需用増大とともに長期的には価格が上がる傾向にあります。 5)仔牛 ・オーストラリアの生体(仔牛)不足が続いておりますが需要は伸びておりますので供給不足により価格が上昇中です。 全体的に価格が値上がりするというあまり良い現象ではありませんが、世界的にみてインドや中国などの経済発展と人口増大と共に、穀物も肉も足らなくなり価格が上昇していき、第三の穀物提供国の経済発展が更にすすみ、益々足らなくなるというスパイラルになるかも知れません。 | |
参考になった方の数 233 |