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ブドウ畑について

農作物は通常、養分をたっぷり含んだ肥沃な土壌で育ってこそ、豊かな実りを私たちに与えてくれます。 しかしブドウの場合は、栄養分の豊富な土壌で育つと枝葉が育ちすぎてしまい、貧弱な果実しか実らなくなります。 栄養分の少ない、やせて水はけの良い土壌では、水と栄養分を求めて土中深くへと根を張っていきます。 その結果、さまざまな地層の栄養分を取り入れた良質な果実になるのです。

ブドウの生育に適している地域は、年間平均気温が10度から20度の温暖な地域です。 北半球の北緯30度から50度近辺と、南半球の南緯20度から40度近辺が、気温の条件に当てはまります。 世界地図で見てみると、北と南にワインベルトと呼ばれる2本の生育適地ベルトができることになります。

気温はブドウ畑の高度によっても変わり、100メートル高度が高くなると、0.5度から1度低下すると言われています。 そのため、ブドウ畑が低地にあるか高地にあるかによっても生育条件が違ってきます。

気温以外の気候条件としては、開花から収穫までの日照時間と、年間降雨量があります。

農作物のほとんどがそうであるように、ブドウの生育にも太陽の恵みは欠かせません。 太陽の光を十分に利用するために、緯度の高い地域では急斜面にブドウ畑をつくる場合が多いです。

ブドウ畑の土地に傾斜がある場合、一般に高い位置にあるほうが水はけが良いためブドウの生育に適していると言えますが、位置が高すぎると気温が低下しすぎるという問題もあります。

開花から収穫までの日照時間が、1250時間から1500時間あるのがブドウの生育に適しているため、気温が高くなりすぎないかぎり、日当たりの良い土地が理想です。 それから、年間降雨量は500ミリから800ミリ程度が適しています。

気候以外の条件としては、河川の有無や森林の有無もブドウの生育に影響します。 河川は暖まりにくく冷めにくいという性質があるため、近くに河川があるブドウ畑は、激しい気温の変化にさらされにくいというメリットがあります。 また、森林は、強い風からブドウの木を守るという防風林の役目を果たしてくれるほか、適度な雨ももたらしてくれます。

良質なワインをつくるためには良質なブドウを収穫する必要があり、ブドウの栽培条件に適した土地にブドウ畑を設けることがおいしいワインをつくる大きなポイントになります。

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