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テロワールについて 「ワインの特徴や品質を左右するもの」

ワインの味や品質を決める要素の一つに、テロワールというものがあります。 テロワールという言葉は、ワイン界においてしばしば聞かれる言葉で、フランス語で「terroir」と書きます。 この言葉は、フランス語特有の言葉であり、日本語にも英語にもこの言葉の意味をそのまま適格に表す言葉は存在しません。 テロワールはフランス特有の概念であり、テロワールについて考えるときは、その言葉の持つ意味や概念を理解しなければなりません。

テロワールという言葉には、大きく分けて2つの意味があります。

1つは土壌という意味です。 しかし、ワインに関して使われる場合のテロワールは、単に土壌だけを指しているのではなく、テロワールという言葉が持つもう1つの意味で使われています。

もう1つは、農作物が生産される畑の土壌や地形、気候や風土などの生育環境を総称した複合的地域性という意味です。 ワインに関して言うと、原料となる葡萄がつくられる総合的な環境そのものという意味になります。

多くの農作物はテロワールによってその味や品質が大きく左右されます。 中でもワインの原料となるブドウは、特にテロワールの影響を受けやすい農作物だと言われています。 同じ地域でつくられるワインでも微妙な味わいの違いがあるのは、土壌の違いはもちろんのこと、気候条件の違いが葡萄の生育に影響を及ぼすためです。 テロワールの違いによって栽培される葡萄の特徴や風味が微妙に異なり、それがワインの特徴や風味の違いにつながっているのです。

テロワールを総合的に重視する農法は「ビオディナミ、ビオダイナミック」などの農法には顕著にみられます。農薬を使わない農法は、ブドウの皮に付いている天然の酵母菌を重視するゆえんですし、土壌に化学肥料を使わない農法は、土の中の微生物を絶やさない方法です。そして、その畑をとりまくテロワールの違いを最重視して、差別化されたワインを作ることにつながっていると考えています。また月の満ち欠けなど、天体の動きを重視して種まきや収穫などをしていくことも、大きな意味で自然と密着している農法と言えます。 日本では「自然派ワイン」とも呼ばれています。

 

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