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ワインの種類 「赤白ロゼなど種類いろいろ」

一口にワインと言っても、色やつくり方によって、いろいろな種類に分類されます。

以下に、ワインの分け方別に1)〜3に渡り、解説してみました。

1) ワインを色で大別すると、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの3種類に分けられます

まず、赤ワインは、一般に果皮が黒や紫、赤などの色のついた黒ブドウを使ってつくられます。

果汁と一緒に、果皮や種も丸ごと一緒に発酵させることで、果皮からは赤い色素の「アントシアニン」、種からは渋み成分である「タンニン」が抽出されます。

ほとんどの場合は辛口で、飲み口が軽いタイプのものから重いタイプのものまで、さまざまな味わいのバリエーションがあります。 飲み口の重さの違いは、葡萄の種類や熟成度など、原料の違いももちろんありますが、「かもし」と呼ばれる時間も一つの要因となります。 「かもし(マセラシオン)」とは、果皮や種が発酵液に浸った状態のまま、しばらく置いておくことを指します。 かもしの時間が短いと早のみタイプのワインで軽い飲み口に、かもしの時間が長いと長期熟成タイプのワインでしっかりした飲み口になります。

一方、白ワインは、一般に果皮が薄緑色の白葡萄を使ってつくられます。 葡萄を圧搾したら果皮と種を取り除き、果汁だけを発酵させます。 赤ワインの場合と異なり、葡萄の果皮や種を使わずに果汁だけを使ってつくられているので、赤ワインのような渋みがなく、ワイン初心者にも飲みやすいと言われています。 葡萄の酸味がきいた、フルーティで口当たりのさわやかなところが魅力で、風味も甘口から辛口までバラエティに富んでいます。 風味の違いは、葡萄に含まれる糖分の違いなどにもよりますが、一般的に発酵液が比較的低温の段階で発酵を止めると、葡萄の糖分が残って甘口になり、完全に発酵させると辛口になります。

最後に、ロゼワインは、赤ワインの場合と同じく果皮が黒や紫、赤などの色のついた黒葡萄を使ってつくられます。 ロゼワインにはさまざまな製法があります。 赤ワインと同じようにつくる方法は、果汁と一緒に果皮や種も使い、発酵がある程度進んで発酵液がわずかに色づいたところで、果皮や種を取り除き、さらに発酵を続けます。 白ワインと同じようにつくる方法もあり、その場合は白葡萄ではなく、果皮が黒や紫、赤などの色のついた黒葡萄を使い、果汁だけを発酵させます。 また、ロゼ・シャンパンのみに許されるつくり方として、赤ワインと白ワインをそれぞれの製法にしたがってつくり、出来上がったワインを混ぜる方法があります。 一般にやや甘口から辛口までの風味があり、多くの場合は早めに飲んだほうがいい早飲みタイプのワインです。

2) ワインはつくり方によっても4種類に分けられます。

一般にワインとしてイメージされているのは、スティル・ワインと呼ばれるもので、発酵とともに生まれる炭酸ガスをほとんど含まず、泡が立たない通常のワインです。 ワインの多くはこのタイプで、加工されていない、ワインのもっとも基礎となるものです。 甘口から辛口までさまざまな風味があり、大部分は食事とともに楽しむワインです。

ワインの基礎となるスティル・ワインに、製造上の工夫を加えることで、異なる味わいのワインができます。

まず、発酵とともに生まれる炭酸ガスをワインの中にとどめた、スパークリング・ワインと呼ばれる泡の立つワインがあります。 二次発酵で生まれた炭酸ガスを封じ込めたり、醸造後に炭酸ガスを注入するなど、さまざまな方法があります。 口当たりがシュワッとさわやかなのが魅力です。 スパークリング・ワインとしてよく知られているのが、フランスのシャンパンやスペインのカヴァ、イタリアのスプマンテなどです。

それから、スティル・ワインの発酵中や発酵後に、ブランデーなどの強いお酒を加えてアルコール度や保存性を高めた、フォーティファイド・ワインという酒精強化ワインがあります。 辛口は食前に、甘口は食後に飲まれることが多く、傷みにくいため少しずつ長く楽しむのにも適しています。 フォーティファイド・ワインとしてよく知られているのが、スペインのシェリー、ポルトガルのポートワインやマデイラなどです。(ポルト酒、マデラ酒とも呼ばれています。)

最後に、スティル・ワインをベースに、果汁や薬草、香辛料などを加えて独特の香りづけをした、フレーヴァード・ワインがあります。 食事と切り離しても楽しむこともできますが、香りづけによっては食前や食後に適しているものもあります。 香辛料や薬草で香りづけをしたイタリアのヴェルモット、果汁で香りづけをしたスペインのサングリアなどが、フレーヴァード・ワインとしてよく知られています。

3) その他のワインの分類方法として、味による分類と香りによる分類があります。

まず、味によって分類する場合ですが、大まかに考えて「甘口、中甘口、辛口、中辛口」の4種類に分けられます。

  • 甘口のタイプは、糖度が高く、アルコール度数も高めのものが多いです。
  • 中甘口のタイプは、一般にやや甘口と呼ばれるもので、甘口と辛口の中間に位置づけられます。
  • 辛口のタイプは、糖度があまり高くなく、シャープですっきりした味わいのものが多いです。
  • 中辛口のタイプは、一般にやや辛口と呼ばれるもので、中甘口と辛口の中間に位置づけられます。

また赤ワインに関しては、もともと糖度がそれほど高くないため、甘口や辛口という表現の代わりに「ボディ」という言葉が使われます。 ボディはワインのコクや感触を表現する言葉で、軽いものをライトボディ、中間をミディアムボディ、濃厚でコクのあるものをフルボディと表現します。

それから、香りによって分類する場合は、原料の葡萄が醸し出す香りの「アロマ」と、発酵や熟成によって生まれる香りの「ブーケ」に分けられます。 アロマは一般にあまり熟成していない若いワインに強く出る香りで、ブーケはしっかり熟成したワインに強く出る香りです。

以上のように、ワインの分類方法や種類は実にさまざまで、ワインの奥深さを知れば知るほど、その魅力の虜になってしまうかもしれません。

 

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