カンポビジャ(Campovilla)ブランド・イベリコ豚のこだわり
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◆カンポビジャブランドのイベリコ豚に対する安全性について
カンポビジャ工場から出荷される日本向けイベリコ豚に関しましては、以下のようにトレーサビリティのもと安全で安心できる生産体制を、スペインではいち早く確立をして、その後もトップレベルの管理体制のもと出荷をしております。
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カンポビジャのすべてのイベリコ豚に関する作業は飼育農場単位で管理されています。
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またすべてのイベリコ豚の生体ロット(飼育農場搬入単位)には証明書がついています。
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工場での作業をすべて網羅するトレサビを構築しており屠場から工場までの衛生検査を実施しています。
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イベリコ豚の細かいカット作業の要望を満たす職人的技術と衛生かつ安全な管理能力があります。
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対日製品における特別処理ラインの実施と衛生的なイベリコ豚の熟成管理。
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製品包装時の全品専用検品員による目視検品の実施による異物混入の再確認。
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全商品におけるピース単位での金属探知器検査の実施。
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商品ロット毎の抜き取り検査(規格/検量)の実施。
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カンポビ工場の全商品においてはモニタリングを自主衛生検査しています。
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◆と畜場内での検査
と蓄場に生体受け入れの際には、州管轄の獣医が搬入豚に対して目視検査を実施し、異常な豚がいないかを確認します。
同時にスペインの場合は国の決まりで、生体豚の農場からの搬出時に農場にて担当州獣医が発行する衛生証明書((農場名およびイベリコの勅令に従っていることの証明)および運搬トラックの搬送証明書により登録された農場において、勅令に従って飼育された豚を、衛生的に管理されたトラックにて搬送されたことを確認します。 生体と畜時において色々な管轄で検査が行われております。
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スペイン州政府管轄による強制検査 州管轄の獣医により実施されます。
≪ 実施項目≫
①残留抗生物質: 様々な農場からのイベリコ豚からランダムに次の部位を採取し検査:
(肝臓/腎臓/脂肪/肉)
②寄生虫検査: 搬入豚の全頭が検査されます。横隔膜の肉を採取し検査。
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EUの管理基準(CE2073/2005)に則った検査
自主検査+州獣医管轄
・サルモネラ菌の検査(設備、道具、枝肉全般が対象になります) 週1回検査されます。
・拭き取り衛生検査(イベリコ豚が接する設備、道具が対象) 毎日1回検査されます。
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◆カンポビジャ工場内 - 自主検査 + 品質管理部門管轄
工場内洗浄は、毎日作業終了後、外部清掃/洗浄会社により実施されます。
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洗浄後、外部会社により洗浄状況の確認。その後カンポビジャ品管により確認。
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工場稼働開始時にも、再度カンポビジャ品管により確認。
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工場内約15か所のふき取り衛生検査を実施(毎週)
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仕様道具(ナイフおよび金手袋))は洗浄後、ランダムにふき取り検査を実施(10検体/週)
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落下菌の検査(月一回)
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使用水の水質検査(工場使用水は一般的な生活用水を使用しています。)塩素濃度-毎日確認 水質検査(菌数検査)・・・半年一回
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枝肉搬入時検査項目は下記の通りです。
①一般性菌数 ②大腸菌群 ③サルモネラ
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生肉における検査は1週間に10検体を採取し下記項目を検査しています。
①一般性菌数 ②大腸菌 ③大腸菌群 ④サルモネラ ⑤黄色ブドウ球菌
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加工品における検査は1週間に5検体を採取し下記項目を検査しています。
①一般性菌数 ②大腸菌 ③大腸菌群 ④サルモネラ ⑤黄色ブドウ球菌 ⑥リステリア菌
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◆カンポビジャブランドのイベリコ豚ベジョータ脂のクオリティについて
スペインの新しい勅令1467/2007では、ベジョータ脂の成分はまったく制定されおらず、「政府の監査員が農場での4回の検査をクリアして、その次のカット工場の1回の検査でOKとなれば、そのロット(農場)のイベリコ豚はベジョータである」と証明されています。
カンポビジャでは、その他にベジョータの脂の成分についての独自の規定を設けております。その内容は下記です。
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オレイン酸 : 53%以上であること。
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リノレン酸 : 10.5%以下であること。
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パルミチン酸 : 22.0%以下であること。
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ステアリン酸 : 10.5%以下であること。
以上のような裏付けの検査を独自に行い、ベジョータのクオリティ維持に努めております。
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イベリコ豚について
イベリコ豚のモンタネーラ(放牧) |
■イベリコ豚って?
イベリコ豚は古代に地中海沿岸に生息していた野生の豚の子孫といわれ、ヨーロッパで放牧用の家畜として残存している唯一の豚です。
長く細く強い脚、短い首ととがった鼻面、黒く薄い毛、 黒い色の蹄または脚が特徴のイベリコ豚は“pata negra”(パタ・ネグラ)と呼ばれています。(一部のイベリコ豚は異なる色をした脚をもっていますし、非イベリコ種豚の中にも黒い脚と毛を持つものもいます。
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■イベリコ豚の種類
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Bellota ベジョータ
初期飼育で生体重量を100kgぐらいまで飼育した後、10月からデエサで放牧(モンタネーラ)。ドングリの実でさらに50%の体重増加がなされたイベリコ豚。
脂肪交雑がみられ、まさにとろけるような食感と評される。
オレイン酸を多量に含み、その他のビタミン類も含む。
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Recebo レセボ
モンタネーラ で50%の体重増加が出来なかったイベリコ豚に対して引き続き開放的な条件の中で穀物等の飼料を与え、出荷重量まで飼育されたイベリコ豚。
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セボ Cebo(又はPienso ピエンソ)
一般には放牧はせず飼料を与えて出荷重量まで飼育したイベリコ豚だが、どんぐりの無い季節に放牧され、与えられた穀物飼料の他草や草の根を食べて育つセボもいる。
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■イベリコ豚の特徴
イベリコ豚の特徴は、ほとんどクセのないピュアな肉の味と味の濃さにあります。
それは豚の種類が違うことも当然ですが、飼育日数の違いによるところも多々あります。我々が日常的に食べる豚肉が、5ヶ月ぐらいの肥育に比べ、イベリコ豚の特にベジョータなどは、16ヶ月から24ヶ月もの長い年月を肥育されます。長い年月を肥育された豚肉は味わいを高め、特に放牧されるイベリコ豚は大自然の中で様々なものを食べ養われ、それが肉の味わいと香りを高めることになります
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■イベリコ豚の飼育
イベリコ豚の飼育法の特徴はなんといっても放牧(モンタネーラ)にあります。
デエサと呼ばれるスペインのイベリア半島沿いのコルク樫の原生林(古代地中海沿岸の森林の生態系がそのまま残る地帯)に放牧され、そのデエサの面積はスペインの国土の4.5%を占めます。
1頭のイベリコ豚には1トン以上のドングリと、2 森で太らせ~3ヘクタールのコルク樫の森が必要です。自然の中を自由に動き回りオレイン酸を豊富に含むドングリや草や草の根を食べることで10月から3月にかけての半年間でベジョータでは体重を90キロも増やします。
毎日の摂取量は一定ではありませんが、どんぐりで6kgから10kgを食べ、1日に体重は1kg増加します。
モンタネーラにおいて豚がどんぐりを探し回りながら行う絶え間ない運動は、肉の優れた品質とその柔らかさの決定的な要素のひとつとなります。
・・・・イベリコ豚の飼育は、3段階に分けられます・・・・・
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第1段階
哺乳期間:誕生から2ヶ月までミルク食
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第2段階
予備飼育:離乳から80~110kgまで
5 ~6ヘクタールの樫やコルク樫の森で太らせず、運動をさせて、骨を強化する。
天然穀物飼料、牧草、種子、草の根を自由に食べる。
飼料はコントロールし、余分に与えない。
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第3段階
肥育期間:モンタネーラと呼ばれる放牧期間。体重150~180kgまで
一般的には10月~2月、または3月まで続きますが、この間豚は土を鼻で掘り返してどんぐり、牧草、球根植物、植物の根を食べ、十分に運動をします。
一日平均約8kgのどんぐりを食べることにより1㎏太ります。
3ヶ月間で体重は90kg以上増加。
(1本に約25~30㎏のどんぐりの実をつける樹齢30~50年の樫の木が、1頭あたり25~30本必要。木の密集度にもよるが、1頭あたり1~2.5ヘクタールの森が必要
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