『とても珍しい収穫する塩!ミネラルハーヴェスト塩

ミネラルハーヴェスト塩は、西オーストラリアの海岸から450km内陸部の奥地で収穫される天然の塩です。収穫される時期が年間で数ヶ月しかなく収穫の仕方も大変珍しくBFAオーガニックに登録されれいるオーガニック塩です。

写真は収穫される塩湖ですが、塩湖のまわり数十キロには民家が全くありません。大自然の中で収穫される自然塩です。

ちなみに西海岸のパースからこの塩湖に向かいますと、人口1000人ほどの村があるのが最後で、その先100km以上は全く何もない大自然のど真ん中にあります。

この塩湖は、雨期には濃塩水から出来る浅い湖になっており、乾期には、写真のように干上がり塩湖になります。この現象は約500万年前から始まったと推測され、西オーストラリアから海水の飛沫を風が運び、周りの河川から塩分がこの湖に運ばれ堆積されました。

ミネラルハーヴェスト塩」は、ミネラル分を多分に含んだ塩のツブツブが多くできる時期に限定されて収穫される天然の塩です。

写真のように湖面を削って、その後毛細管現象で、ミネラル分を含んだツブツブが出てくる時を待ち、収穫するのです。

塩の湖面の削りたては、ちょうどスケートリンクの氷の面のようにツルツルにきれいになりその面を更に削って収穫します。

写真は湖面を削ってから数日後のものです。この塩湖には、大変珍しい現象が起こります。写真のように、塩湖の中から毛細管現象によって、比重の重い天然のミネラル分が湧き上がってくるのです。

※ちなみに海塩を造る場合は、塩田に引き込んで水分をどんどん蒸発させて濃度の強い塩水にしながら塩を造っていきますが、その過程で比重の重いミネラル分は底に沈んでしまい塩に含まれることは少ないと言われています。

 

西オーストラリアには、乾季(5月~9月)と雨季(10月~4月)の2つの季節があり、この現象(比重の重いミネラル分が湧き上がる現象)は乾期の中頃から起こり始めます。

乾期も終わり頃になると、至る所に塩の花のような、ミネラル分を含んだ塩が塩湖の湖底よりわき上がってきます。

※ちなみにこの写真は冒頭のスケートリンクのように削った塩の面からこのように沸き上がってきます。

パチンコ玉ぐらいの大きさになったら収穫します。ミネラル分を含んだ塩のツブツブは、粘着性のあるもので通常の塩とは全く違います。ちなみにこのミネラル分を多量に含んだツブツブで肉や野菜を焼きますと素材の味をしっかりと引き出し美味しく頂けます。

ミネラルハーヴェスト塩は、このようにミネラル分を多量に含んだツブツブが出てくる時期を見計らい、農業のように収穫をする塩です。

 

ミネラルハーヴェスト塩が出来るまで】

ミネラルハーヴェスト塩は、500万年前以前の大昔から、海風にのって飛沫が450km離れた内陸部まで運ばれ、河川などによって一定の所に堆積して出来た塩湖ですので、岩塩のような出来方とは全く違います。その堆積は500万年前から今も続いています。

塩湖は海水と同じような成分で、蒸発して乾燥と濃塩水の状態を毎年繰り返します。一方岩塩は、数億年又は数千万年前から海水が地殻変動で閉じ込められ、比重の重いものから徐々に堆積しできたものが岩塩であり、ある意味塩化ナトリウムと比重の重いミネラル分が分離され、堆積されているのも岩塩の特徴の一つです。

また、昔ながらの海水を引き込んだ塩田で取れる塩は、数カ所の塩田を経由して海水を蒸発させながら通過し、最後はどろどろになったものを、さらに太陽熱で蒸発したり、人為的に煮詰めて蒸発させたりして造りますが、数々の塩田を経由する際に、比重の重いミネラル分から、どんどん塩田に沈殿していきます。最後に出来た塩は、比重の重いミネラル分が少ない塩になるわけです。

しかしながら、この塩湖は毎年雨期が有り、その雨期によって塩分が水に溶け出し、乾期に乾燥して塩田が顔を出しますが、その際に比重の重いミネラル分も沈んでしまいます。しかしながら、上記の塩湖の写真のような毛細管現象で、多種類のミネラル分が湧き出てきて、また年中混ざりながら乾燥してできているのが特徴で、それを何百万回も繰り返して塩の結晶が出来ています。


通常の塩の結晶構造です。ナトリウムと塩素が規則的に並んだ状態です。シンプルな構造をしています。

ミネラルハーヴェスト塩の珍しい結晶構造です。通常のNaClとは違い、周りにミネラル分が絡みついているのがわかります。通常の塩の結晶構造にくらべて複雑な構造をしているのがわかります。

ミネラルハーヴェスト塩と、塩田で取れる塩や、岩塩との違いは、比重の重いミネラル分が毛細管現象で湧き出てきている時期に、一緒に収穫することによって、海水に近い状態の塩を収穫していることにあります。

ミネラルハーヴェスト塩は普通の塩に比べて少しだけ特徴があります。

1)天然のマグネシウム等のミネラルを多分に含むため、塩が素材に浸透しやすい特徴があります。
2)浸透しやすいことで早く素材の旨味を引き出しやすい塩です。
3)他の塩と比べると同量では塩辛く感じ、他の塩より2割前後減らした使用量で同じ塩気に感じます。
4)同じ塩気でも減塩で使用できます。
5)海塩と同じ性質を持ちながら、海塩のような海洋汚染(マイクロプラスチック汚染なども)とは無縁の塩です。

ミネラルハーヴェスト塩のご利用は、焼き鳥店や焼き肉店、ステーキレストランを初め、肉の味わいをより引き出すハム、ソーセージ製造用の塩、ラーメン店、天ぷら店、タン塩用の塩、パスタのゆで汁用塩、塩おにぎり用の塩、蟹の茹で塩、塩パン(フロッシー)または珍しいところで、老舗のカラスミ造りの塩、バスソルト、リンゴ園の土壌改良、養鶏場、など多岐にわたります。

 

◆この塩を使うメリットにつきまして

この塩は通常の塩に比べて素材に浸透しやすい性質があり、少ない分量で素材の旨味を最大限に引き出す事ができます。そのため、弊社オリジナルの「おとなのソーセージ」シリーズでは一般的なソーセージと比べて30%以上減塩しています。

Q
マイクロプラスチック汚染の件で質問です。
弊社、ソーセージやベーコンでこの塩を使っているメーカーですが納品先から下記のように問い合わせがありました。
「海洋汚染で、マイクロプラスチック汚染が話題になっていますが、ミネラルハーヴェスト塩を使った御社の食肉加工品は、この汚染に関しては大丈夫なのでしょうか?」
A
マイクロプラスチック汚染は世界中で問題となっている海洋汚染ですが、ミネラルハーヴェスト塩はマイクロプラスチック汚染に関して問題ありません。

1)ミネラルハーヴェスト塩は湖塩です。収穫される湖は西オーストラリアの海岸から450kmの奥地にあり周辺数十キロに民家もありません。「自然のままの塩湖」から収穫されているため問題ありません。

2)オーストラリアの試験場での検査の結果もマイクロプラスチックは皆無とのことでした。


検査結果の証明書はこちらからご確認いただけます。
 

 

ミネラルハーヴェスト塩は、オーストラリアのオーガニック認証である、BFAオーガニックを取得しております。




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