プレゼントでいただいた上霜降り、300ｇ近い大きさで、まずはニンニク、あさつきと共に馬刺しでいただきました。トロリと舌にとろける肉質はさすが「上」霜降り。美味しさは言うまでもありません。これはとっておきのお客様をした時に、もったいぶって出すのに充分な品質であると思いました。

ところで私個人は、トロにしても炙りとか、刺身よりもたたきとか、肉も魚も生のままでなくちょっと火を通したほうが好みだったりします。なので残りはたたきにしていただきたいと思ったのですが、馬刺しにした時に半分よりもちょっと多めに使ってしまったので、若干ながら焼き縮みするたたきだと、２人分にはちょいと物足りないかも…。もちろん他におかずをあれこれ添えれば立派な食卓にはなるのですが、刺身と同じような食べ方も面白くないので、コチュジャンベースのたれをつくって絡ませ、炊き立てご飯に乗せてみたらこれがまた美味しくて…。というわけで簡単ながら、つくりかたです。

【材料】
桜上霜降り
コチュジャン、たまり醤油、ごま油、日本酒　各適量
タマネギ、煎りゴマ、枝豆

【つくりかた】
１　肉は油を薄くしいたフライパンで全面にいい焼き色をつけたらホイルなどに包みそのまま休ませる。
２　枝豆は塩ゆでし、さやから外す。タマネギはみじん切り。ちょっと多すぎかなと思うくらいの量を用意します。食べてみて辛かったら軽く水にさらしますが、辛くないようなら風味が抜けちゃうのでそのまま使います。
３　調味料を好みの割合で合わせておきます。
４　ご飯が炊き上がったら枝豆を混ぜておきます。
５　肉を厚さ8ｍｍくらいにスライスしたら同じくらいの棒状に切り、３の調味料、タマネギ、煎りゴマを加えてさっと混ぜます。
６　どんぶりに枝豆ご飯を盛り、５を乗せてできあがり。

たたき、そのまま食べてももちろん美味しいんですけど、このどんぶりは絶妙な美味さでした。トロリととろける生のお肉に、周りのこんがり焼けた部分が風味を添えます。結構強い味の調味料で和えていても、肉の風味もうま味もしっかりと負けず、タマネギのシャキシャキが最高の薬味。ビビンパのように、いただく前によーくよく混ぜるのがまた美味しさの秘訣。あっさりといくらでもいただける味と、体力補給にもってこいのグリコーゲンたっぷりの桜肉、これから暑くなる時期にぴったりのひと品でありました。