鹿のお肉をたたきとはいえ生で食べるのはこれが初めて。
というわけで、どきどきと解凍したお肉を切ってみると、あまり肉汁が出ていなくて良さそう。しかも周りはきれいに焼けているのですが、中はきれいな赤色。
一切れお塩をつけただけで食べてみると・・・印象はマグロの赤身にレバーの風味を足したような・・・牛肉よりもなぜかマグロを思い出してしまいました。霜降り牛のような溶けるような感じではないですし、鶏肉のようにすぐに噛み切れる感じではないのですが、噛むたびにじゅわじゅわと美味しい肉汁が口いっぱいに広がります。
鹿=赤ワイン+ジュニパーべりーというイメージから、ジュニパーベリーのソースでの味付けとマグロを思い出してしまったためヅケを作ることにしました。
一皿目は、表面だけ強火で温めたお肉に、ジュニパーベリーと一緒に煮詰めた赤ワインに蜂蜜とお塩で味付けをしたソースを添えた皿です。ジュニパーベリー+赤ワインはとても鹿肉にあいます。鹿肉は結構か見ごたえがあるので、やはり薄切りにしたほうが良かったです。
鹿肉のヅケは手まり寿司を作りました。前菜にするため、小さめにお一人様3個で作りました。一つはわさび+葱を添えて、もう一つはサワークリーム+葱を添えました。
鹿肉の旨みがしょうゆに漬けることによって、熟成されたようになり美味しかったです。それにサワークリームの酸味とご飯の風味、そして葱がピリリと締めてくれました。わさび+葱のほうは悪くなかったのですが薬味の味が強くなりすぎたような気がしました。
美味しいプレゼントありがとうございました。