週末時間があるときの料理担当は私なのですが、今週末は仕事が忙しくて料理している暇もなし。

すると家内がキッチンで何やらいそいそと作っているではありませんか。

「あれ！グルメさんのハモン・セラーノのスライスパックの生ハムを使うんだ！何作っているの？」

「サルティン・ボッカよ！」「え！それってあのイタリア料理の有名な一品？」

「そうで～す。」「え、でもあれってパルマハムだし、セージを挟むのにそれは庭の

イタリアンバジル？」

「は～（ため息）男の人はすぐ材料に凝って絶対的なものしか使わないけど、

女性は今あるもので作るのです！大体生ハムの原木は美味しいけれどスライスパックでないと

出来ない料理もあるし、、、」「なるほど、、。では私は写真係りを務めます」

という訳で今回は家内のスペイン風サルティン・ボッカです。

●スペイン風サルティン・ボッカ

おつまみとして3人前

豚肉薄切り（これは肩ロース）200ｇ

ハモンセラーノ18ヶ月熟成生ハムスライス1パック（100g約6枚）

庭のイタリアンパセリ一束

小麦粉少々

塩コショウ適量

オリーブオイル大さじ2

エリンギ1パック（2本入り）

レモン1個

作り方

生ハムスライスは常温に慣らしておく。

トレーに小麦粉を適量入れて豚肉を広げてその中に手でちぎったパセリを入れて

塩コショウ（塩は少な目）をしたら手で形を整えていきます。

フライパンにオリーブオイルを敷いて（えっ！準備はこれだけ！）

中火で軽―く表面に焦げ目を付けて中まで火を通したらおしまい。

エリンギは生ハムが余ってもったいないので追加で製作。

（そのまま食べても良かったのでは（笑）？）

これで出来上がり。まあ、もともとのサルティン・ボッカが「口に飛び込む」の意味で、

短時間で簡単にできることからでしたね。

あっという間でした。

さてさて、お皿に並べてパセリも飾って、櫛切りのレモンを添えて出来上がり。

では実食へ！

感想

一度だけレストランで食べた記憶がありましたが、すこし塩気が強く割と印象が薄かった

料理でした（美味しい店ではなかったかも）

ところがこれは、食べたらお肉が小麦粉でコーティングされたところに

オリーブオイルで炒め揚げてあるので、周りが少しカリッとして中はふわふわです。

そして中から鮮烈なイタリアンパセリの良い香りがして、生ハムの旨みと塩みが混ざって

実に美味しいです。生ハムもパセリも新食感で香りが立ちやはりお肉に挟まれて

蒸された感じが強く新鮮でした。エリンギも食感といい今度は外側の生ハムのカリカリ具合といい

絶妙でした！（この2種類の生ハムの食べ方が出来たのは偶然？！）

ビールにも赤ワインにも良く合って、なるほど～！

家にあるもので作るという事はこのような発見もあるのだなぁと実感いたしました。

恐れ入りました！