このお肉を使って、ハンガリー風の煮込みを作ってみました。とはいえ、グヤーシュのようにシチューとして頂くのではなく、マッシュポテトと合わせるべく重めの煮込みに仕上げてしまったので、どちらかというとフレンチ寄りです。

馬肉のハンガリー風煮込み

1. 馬肉に塩胡椒をした後、全面に小麦粉をはたく。
2. フライパンにひまわり油とバターを半々に熱し、肉の表面を焼き付ける。
3. 肉が焼けたらココット鍋に入れる。
4. フライパンに残った脂で、角切りにしたスモークパンチェッタ100gと、2㎝幅にざく切りにした玉ねぎ2個分を炒め、玉ねぎが透き通ったらココットに移す。
5. ココットに1-2㎝幅に輪切りにした人参1本分を加え、中火にかける。
6. 赤ワイン半カップと水1カップを加え、ローリエの葉1枚、パプリカパウダー大匙2杯分と、スポークパプリカ(スイート)小さじ2杯分、更にキャラウェイシード(ホール)小さじ1/2を入れる。
7. 沸騰してきたら灰汁をとり、トマトペースト大１を足して火を弱火に落とし、蓋をして2時間ほど煮込む。
8. 肉が柔らかくなり、水分が煮詰まってきたら火を止め、塩で味を調えてから2-3時間休ませる。
9. サーブする前に温めなおし、マッシュポテトと一緒に頂く。

感想：

個人的に、ジャガイモはお肉と一緒に煮込まずに別途付け合わせとして調理するのが好みです。そのため、パプリカをふんだんに使って煮込んだにもかかわらず、グラーシュではなくハンガリー風の煮込みと呼んでいます。

最近パプリカを使う時には必ずこちらのスモークパプリカを一定の割合で入れるようにしていますが、このスモーキーフレーバーが、なんとも言えない奥行きをソースに与えてくれる気がします。

馬肉は牛肉よりもフレーバー的にはあっさりとしていて自己主張が少ないと感じているのですが、パプリカがよく効いたソースにも全く負けることなく、堂々とした味わいでした。滑らかなマッシュと、肉の旨味が溶けだしたソースの相性も抜群でした。