これだけの脂身ですから…ひいちゃうのはわかります。でも このおいしさは 食べてみなきゃ分からないんですよね!
かくいう私も 正直、しばらく冷凍庫で眠らせていました。
寒くなってきて、「体が温まる から~いお鍋が食べたいね~。」なんて会話になった時 ふとこのお肉の存在を思い出したのです。
激辛に仕上げたキムチ鍋のスープに まろやかで甘味があるイベリコをさっとくぐらせたら、きっとおいしいはず。
早速 トライしました。
解凍したお肉は やっぱり脂が多め。年齢層が高い我が家では敬遠されがちですが、「この脂がおいしいんだから、だまされたと思って 食べてみて!」 とそそのかし、(すみません、失礼ですよね) 市販のキムチ鍋の素をベースに、敢えて辛めに仕上げてお肉を投入。
すると、脂がさ~っと溶けて 半透明に。
それがとてもきれいで、パンセタを加熱した時とよくにていました。
想像通り、やっぱりおいしい!
辛いお鍋だと どうしても辛さに負けて 具の味なんて消えちゃいますが しっかりと旨味を主張してるので お肉を食べてる満足感をちゃんと感じます。厚みもちょうどよく、柔らかいうえに 食べ応えがありました。
脂も問題なし。くどくないので 躊躇していた家族も たくさん食べていましたし、食後もたれるようなこともなかったようです。
残ったスープで作ったキムチ雑炊も最高においしかったです。
今回はこういう食べ方をしましたが、大根おろしやネギなどをタップリ添えてあっさりといただくのもきっとおいしいと思います。
もうひとつ、脂を活かした食べ方のご紹介します。
鴨なんばん風に、お蕎麦と一緒にいただいてもおいしかったです。
お蕎麦を細切りにして テフロン加工のフライパンで弱火でゆっくりと脂を出し、ささがきゴボウとおネギを加えて脂をからませたら 蕎麦つゆを注ぎ温めます。あとは 茹であげたお蕎麦をつけてたべるだけ。とってもおいしいですよ。特に ゴボウがおススメ! 蕎麦つゆは少し 甘めのものが合うと思います。