先日我が家に急にモンゴルからのお客様があり、明日、何かモンゴル料理でおもてなしを!ということになりました。「モンゴルといえば羊肉」と単純に考え、急遽グルメミートさんで翌日午前着で注文しました。急いでモンゴル料理のレシピを検索すると、簡単そうな料理がヒット。「チャンスン・マハ」という、羊肉のポトフのような料理でした。あちらでは羊を丸ごと解体して煮込むそうですが、私にはラムラックの背骨をのこぎりで切るだけで精一杯でした。この切断の手間の分、お品代が安いですが、やはり女には難しく、サイズがまちまちになりました。でも煮込むのでノープロブレム!
お客様に「チャンスン・マハを作ってみました」とお出しすると、とても喜ばれ、「モンゴルではこんなに丁寧にトロトロに煮ないので、もっとラフにナイフで肉を切り食べます。これはとても美味しい!」とたくさんおかわりしていたでけました。
味付けは塩・胡椒だけなので「臭いんじゃないの?」と不安だったのですが、不思議と羊の臭みも感じず、旨味だけが肉に残るという印象で、今まで羊と言えばいろいろな香辛料で臭いを消していたのに、こんなにシンプルで美味しいんだ!と新しい発見でした。
料理法は次のような感じでシンプル。
1)羊肉に500万年の塩とおろしニンニクをすり込んでおく
2)鍋に肉(骨1本文ごとに切断)、タマネギ、ニンジン(すべてぶつ切り)と水を入れ、あくを丁寧に引きながら中火で煮る
3)あくが出きったら、ぶつ切りのジャガイモをいれて、蓋をして弱火で煮込むこと小1時間
4)最後に味を見て、好みの味に塩胡椒で調えて、肉と野菜をお皿に盛ってできあがり。
5)こってり脂が入ったスープは別の料理に使う。
さすがモンゴル人は羊の美味しい食べ方を知っているんですね。おかげでレパートリーが増えました。