このお肉は、タレに漬け込んでから脂を落としながら炙り焼きにするのが定番の食べ方ですが、せっかくのおいしい脂を野菜に吸わせていただきたいと、今回はフライパンで焼いてみることにしました。

最初にタレにつけてしまうと焦げやすくなるので、今回の下味は塩胡椒のみで最後に味付けして仕上げます。

骨付きカルビとズッキーニのオイスターソース炒め

1. 骨付きカルビは10㎝幅ぐらいにカットし、表面に軽く塩胡椒を振ってから中火の中華鍋で焼き色を付ける、
2. 焼き色が付いたらいったん取り出しておく。(余熱で中まで火を通す)
3. 肉の脂が出た鍋にみじん切りのニンニク1かけ分を入れ、弱火で香りを出す。
4. 火力を上げたら半月切りにしたズッキーニを入れ、煽りながら火を通したら肉を戻し、紹興酒、オイスターソース、ナンプラーで味を付ける。好みで豆板醤を少し加える。
5. 最後に火を強め、調味料がしっかりと肉に絡んてぱちぱちと音がして来たら皿に盛り付ける。

感想：

甘辛い味付けが脂ののったお肉によく合います。ほんの少し辛味を加えることで、カルビ肉の甘さがより引き立つ気がします。ごはんが進む味付けです。ズッキーニが牛肉の味によく合うと思いました。味の面だけでなく、栄養学的な観点からも、βカロテンやビタミンＢ群が豊富なズッキーニを脂で炒めていただくと栄養が吸収されやすくなりますから、牛脂で炒めるのは理にかなっているといえます。

このお肉は、いわゆる焼肉らしい炙り焼きはもちろん、炒めてもなかなかにおいしく仕上がると感じました。骨付きのせいか、ただのスライス肉よりも旨味が濃い気がします。満足度が高く、コストパフォーマンスに優れたお肉だと思います。