端午の節句を日本の文化に疎い息子に説明したところ、
ラパンが食べたい!、とのリクエスト。
「う~ん、ラパンは秋の方が美味しくなるよ」、と言われてもそこは子供。
食べたい時が美味しい時!
こういう時にもグルメソムリエさんには大いに助けられますね(笑)。
有り難うございます。
夏のような陽気なので軽目に仕上げたくて、白ワイン煮を作りました。
ロブションさんの著書にあったレシピを、家庭で作りやすいようにアレンジしたものです。
本来はウサギ1羽を丸ごと使うことで軽い野趣を堪能できるお料理なのですが、
人員2名の我が家では食べきれないし、自分で捌くのもチョット・・・。
そこでウサギ1羽をもも肉のみに置き換え、味の補いはフォン・ド・ヴォライユで。
この辺りは、ご都合とお好みで加減してください。
(因みに、下記材料の半量で作りました。)
淡白なラパンがパプリカの甘味をまとい、
ワインにも合うのに子供も喜ぶ一皿になりました。
(今回は赤と黄、両方のパプリカを使いましたが、
味覚・視覚のいずれからも赤パプリカだけの方が良いかもしれません。)
やや時間はかかりますが、お鍋も一つで済みますし、
オーブンに入れてしまえばほったらかしにでき、
手間らしい手間のかからないお料理です。
温め直すことでさらに美味しくなるので、
ホームパーティ等にいかがでしょうか。
Lapin compote aux poivrons
~ウサギの南仏風煮込み パプリカ風味
【材料】(4人分)
ウサギ 1羽 または 骨付きもも肉 4本
パプリカ 3~4個
ペコロス 12個
ベーコン 100g
ニンニク 4片
ローズマリー 1枝
オリーヴ油 大さじ3杯
白ワイン 150ml
フォン・ド・ヴォライユ 200ml (ウサギを1羽丸ごと使う場合は水で)
塩、コショウ 適量
好みでトウガラシ 少々
パセリ(葉のみ) 適量
【作り方】
① ウサギ1羽丸ごとを使う場合は8つに切り分ける。
(もも肉だけを使う場合は処理せずに②へ。)
② パプリカはオーブンの上火かガスの直火で表面を焦がし、皮をむき、
種を取り除いて1.5cm幅に切る。
ペコロスは皮をむく。
ベーコンは棒状に切る。
① ココット鍋にオリーヴ油を入れ、塩、コショウした肉をひっくり返しながら中火で炒める。
② 焼き色がついたらペコロスとベーコンを加え、ふたをして弱火で5分火を通す。
③ 白ワインを加え、アルコールが飛んだら、
パプリカ、皮つきのままのニンニク、ローズマリー、
水(またはフォン・ド・ボライユ)を入れる。
塩、コショウし、ふたをし、180度に予熱したオーブンに入れる。
④ 1時間半たったらオーブンから出し、そのまま室温で冷ます。
⑤ 食べる直前に温め直す。
皿に盛り、みじん切りにしたパセリをたっぷり散らして供す。