投稿者: 東京都 shiki様 ![[レシピ]](img/icon_recipe.jpg) 投稿日付:2014/01/29 23:54 |
ドン・キホーテの舞台で有名な、スペインのラマンチャ地方の郷土料理に
「マンチェゴ風ミガス」という料理があります。
硬くなったパンの残りを、オリーブオイルとチョリソや生ハムと炒めただけの素朴な料理ですが
これが目玉焼きと食べたり、スナックのようにビールのおつまみにもなり中々美味しいのです。
○マンチェゴ風ミガス
材料:2人前
パンが残って硬くなったもの(フランスパンだと2/1バケット、食パンなら6枚切り2枚ほど)
チョリソ直径2cmの物を2cmほどみじん切り(おきめのスライスパックですと4枚ほど)
生ハム(お好みで)数枚
卵2個
ニンニクみじん切り(チューブの物でもOK!)
塩コショウ(あればスペイン製・燻製臭付の粉パプリカ)
オリーブオイルおおさじ6(多いようですがスペインではこの3倍は使用します)
水50ml
作り方
まずパンをナイフで大まかに約1cmぐらいにカット。
カットしたらボールに入れて手で少し揉みながら、水を入れてパンに均一に吸わせます。
フライパンにオリーブオイルを入れてにんにくのみじん切りを入れて、少しきつね色にしたら
お皿に取り出します。チョリソの粗いみじん切り(本場ではパンチェータも使う事もあり)も
同じように炒めてお皿に空けます。
残ったニンニクの香りとチョリソから溶け出した脂やパプリカの赤みのオイルにパンを入れて
フライパンを良く動かしながら素早く炒めていきます(何度かこの目で見ましたが、素晴らしいシェフが
この作業を行うと、一粒一粒がパチンコ玉サイズにきれいに丸くなります)
軽くきつね色に炒めたら、ここに先ほどの炒めたニンニクとチョリソを投入して良く混ぜます。
塩コショウで味を整えてお好みで粉パプリカを振って、お皿にあらかじめスライスした生ハムと普通に
焼いた目玉焼きの横に盛ってイタリアンパセリを飾って完成。
熱々のところを卵をほぐして黄身につけながら頂きます。
感想
とても美味しくできました。チョリソの溶けだした脂を吸って
香り豊かな、できたてのスナックのようです。
生ハムとも合いますし、卵の黄身の甘みがまた良く絡んでまろやかになります。
材料も作り方もさほど、難しくはないのでこれからのスペインバルなどでもはやるかもしれません。
ただし、製作過程で一つだけ懺悔というか告白があります。
一体どういうコツで綺麗に丸くなるのか?かなりスペインのサイトも見てみましたが、
どこにも存在せず、しかも出来上がりはさほど丸くないものも多いようです。
水の量や火加減などまだまだ研究が必要だという事でしょうね。
で、懺悔の方は写真でご覧になればわかりますが、食パンの真ん中の白い部分は
水で浸した後に、ちぎりながら少し手で丸めてしまいました。
これなら最初から新鮮な食パンを一つづつ、丸めた方が、多分完璧にできると思います(笑)
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