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ワインの格付け フランスワインの格付けと品質基準

ワインの個性は「葡萄の品種、生産地、ヴィンテージ」と呼ばれる収穫年、つくり手などの条件によって決まります。 それぞれのワインの個性を明らかにし、その品質を保持していくためには、生産地域を狭い範囲に特定して規制していくことが必要になってきます。 そして、そのために「ワイン法」が作られ、「格付け」と呼ばれる品質の基準が定められるようになりました。

ワイン法は1930年代のフランスで制定されました。 ヨーロッパでは悪天候のため葡萄の不作が続くなどして、有名産地を持つフランスのワイン業界も大打撃を受けました。 ワイン業界の低迷に加えて、フランスの有名産地を語ったワインが大量に出回ったことで、その対応策として法制化が進められ、その法律のもとに格付けを行うようになりました。 ワイン法は、偽物を排除する効果のほか、それぞれのワインの個性や品質を守る効果があります。

現在は、EUのワイン法において、並である「日常消費用ワイン」と上である「指定地域優良ワイン」の2つにランクが分けられ、これを基準にEU加盟各国でそれぞれの実状に合った格付けが定められています。 細かな規定はそれぞれの国ごとに異なりますが、上級の格付けになればなるほど認定の基準が厳しくなります。

たとえばフランスでは、4つのランクに格付けが分類されています。 特定の産地でつくられ、厳しい基準を満たした、AOCといわれる最上級ワイン。 特定の産地でつくられ、一定の基準を満たした、AOVDQSといわれる上級ワイン。 限定された産地でつくられた、Vins de Paysといわれる地酒。 産地の異なる葡萄やワインをブレンドしてつくる、Vins de Tableといわれるテーブルワインの4つです。 地域によってはさらに細かな等級付けがされていますが、格付けされた当時から年数が経過しているため、あくまで参考程度にとらえましょう。

格付けはワインのラベルに明記されます。 一般的には、産地名が狭い範囲に特定されているワインほど、ワインの個性が見えやすくなり、品質の高いワインであるといえます。

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