Benjamin来日時に、あるお客様(レストラン)に伺って、そちらのお料理と彼のワインを合わせて出していただいた。お料理、ワインの出され方、そしてマリアージュと全てが素晴らしく、とても幸せな時間を過ごさせていただいた。なかでもとりわけ印象深かったことは(職業柄もあるだろうが)、ワインとグラスのコンビネーション。
コンタドールは、ブルゴーニュグラスに入れると、美しい酸とエレガントさがより引き立つことを別のお客様のところで認識していたが、プレディカドール・ティントも同様の変化をはっきりとし、ボルドーグラス、ブルゴーニュグラス、どちらでも美味しく飲めることに、一同驚いた。簡単に言うと、より果実のパワーを感じたいときは前者、よりエレガントさを感じたいときは後者を使うと良い。ワインの味わいからこれを解し、料理に合わせてグラスを変えて提供してくださったソムリエさんに脱帽!!
 約120cc 同じ量のワインです
左から、小ぶりのグラス ・ ブルゴーニュグラス ・ ボルドーグラス
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これはみんなで体感せねばと、社内でのプレディカドール試飲の際に、敢えて写真の様な 3つのグラスを使用。
小ぶりのグラスは、香り味ともにパワーは感じるが閉じこもっていて、広がりがない。口に含んでも少しぼってりとした印象があり、味わいが単調であまりワインを楽しめず、通常は少し大きめのボルドーグラスを使っているためか、いつもよりおいしくないと言う者も。
これに対し、他の2つのグラスは、最初から華やかな香りを感じる。口に入れる際に、中央の厚手のグラスも、少しぼってりとした印象はあるが、中では味わいがしっかり広がり、小ぶりのグラスでは隠れていたワインの要素をいろいろと感じられ、断然おいしく楽しめるが何かスムーズではない。
しかしながら、右の薄手のグラスでは、香りから口への入り、中での広がりまですべてがスムーズで、ワイン自体をきれいに感じられ、味わい、広がりをしっかりと楽しめるだけでなく、よりエレガントな印象を受ける。
この、プレディカドールの場合、ボルドーグラス、ブルゴーニュグラスどちらを使うかは別として、ある程度大きなグラスで飲むことでワインをしっかりと楽しめること、薄手のグラスの方が、きれいにワインの味わいを感じられることを体感!! グラスが変わるだけでかなり表情を変えてしまうワインに、改めて面白さを感じると同時に怖さも感じた社内試飲だった。 (Yoshy)
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