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ブドウの選定から醸造 「ロゼワインのいくつかの製造工程について」

ロゼワインは、赤ワインと同じように、果皮が黒や紫、赤などの色のついた黒葡萄を原料とし、黒葡萄の果汁だけではなく果皮や種も丸ごと使います。

ロゼワインの醸造方法にはいくつかの種類があります。

1つめは、発酵の初期段階まで赤ワインの醸造方法と同じ工程で作業が行われる、黒葡萄の短期かもしと呼ばれる醸造方法です。 発酵液に黒葡萄の果皮と種を漬け込んで発酵し始めたら、発酵液が薄いバラ色になったところで果汁だけを引き抜き、果皮と種を分離します。 このままではアルコール度が低いので、その後は、白ワインと同じ工程で発酵させ続けます。 この方法でつくられる、ロゼワインの代表的なものとして、フランスのローヌ地方でつくられる辛口のタヴェル・ロゼがあります。


2つめは、白ワインをつくるときと同じ工程で、黒葡萄を使って作業が行われる、黒葡萄の搾汁発酵と呼ばれる醸造方法です。
黒葡萄の場合は、圧搾して果皮と種を取り除いても果汁に多少の色素が残っていて薄いバラ色の果汁が得られるため、この果汁を白ワインと同じ工程で発酵させます。 この方法でつくられる、ロゼワインの代表的なものとして、フランスのロワール地方でつくられるロゼ・ダンジュがあります。

3つめは、混醸式と呼ばれる醸造方法で、赤ワイン用の黒葡萄と白ワイン用の白葡萄を混ぜて醸造するものです。 かつては1つのブドウ畑にさまざまな種類の葡萄が雑然と植えられており、それらの葡萄を手当たり次第に収穫してワインを醸造していたため、赤ワインとも白ワインとも言えない薄い色のワインがつくられていました。

それから、フランスのシャンパーニュ地方だけに正式に許された方法として、赤ワインと白ワインをそれぞれの醸造方法にしたがってつくり、出来上がったワインを混ぜるという方法があります。

ロゼワインの色調は、葡萄の品種によって薄いものから濃いものまで違いが現れます。 ロゼワインは赤ワインとも白ワインともはっきりしないところから、ワイン業界やワインの専門家にはあまり重要視されていないようです。

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