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ブドウの選定から醸造 「発泡性ワインの製造工程」

発泡性のワインはスパークリング・ワインと呼ばれ、その代表的なものとしてフランスのシャンパーニュ地方でつくられるシャンパーニュがよく知られています。 ここでは、メトード・トラディッショナルと呼ばれるシャンパーニュの醸造方法とその他のスパークリング・ワインの醸造方法を明確に分けるために、シャンパーニュ方式以外の醸造方法・製造工程をご説明していきたいと思います。


1つめの醸造方法は、シャルマ方式、別名、密閉タンク式と呼ばれるもので、1909年にボルドー地方のウジェーヌ・シャルマーさんによって初めて行われた醸造方法です。 シャンパーニュ方式では第二次発酵を瓶内で行うため、ルミュアージュやデゴルジュマンといった一連の澱抜き作業にかなりの人手と時間を要するのが欠点でした。 その欠点を克服して澱抜きの工程を簡略化するために、シャルマ方式が開発されました。 第二次発酵を耐圧タンク内で大量に行い、発酵が終了した後も耐圧タンク内を密閉して加圧したままろ過します。 そして甘みを加えるためにリキュールを添加して瓶詰めを行います。


2つめの醸造方法は、シャンパーニュ方式とシャルマ方式の中間に位置するもので、トランスファー方式と呼ばれています。 第二次発酵まではシャンパーニュ方式と同じように瓶内で行われますが、ルミュアージュやデゴルジュマンといった一連の澱抜き作業の工程で、瓶ごと冷却され、密閉して加圧されたタンクに集められます。 こうしてタンク内で澱がろ過され、リキュールを添加して再び瓶詰めされます。


3つめの醸造方法は炭酸ガス注入方式と呼ばれるもので、通常の醸造方法でワインをつくり、そのワインを冷却、加圧して炭酸ガスを直接注入する方法です。 最も安価で手間がかからず、大量生産が可能な方法なので、広く一般にこの方式がとられています。

 

 

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