ワインのアロマを引き出す最高のグラスに遭遇!
ボデガ・コンタドールのセールスマネジャーであるパッチと、東京「サン・パウ」さんでのワイン会で同席した時のこと。用意されたグラスに何度も鼻を近づけ、神妙な面持ちでベンハミンの白ワイン「ケ・ボニート・カカレアバ」の香りを確かめていました。そして「このグラスはカカレアバのアロマを引き出すベストなグラスだ」と興奮気味に話し始めたのです。
そのグラスとは木村硝子店さんの「サヴァシリーズ 29オンス」で、スロバキアの職人に細かなオーダーを入れた木村さんのオリジナル商品です。カップの底が広く、リムは狭いが十分な容量のあるもので、こういうグラスにワインを注ぐと少しずつ香りが開いていき、その後グラス上部に主要なアロマが集まるのだそうです。
このグラスをぜひスペインに持ち帰りたいと木村硝子店さんの連絡先を何度も聞かれ、電話させられたのですが、スロバキア産であれば類似商品が近場で手に入りそうなものですが、あえてヨーロッパからのいわば逆輸入してまで欲しがるこのグラスでなければならないパッチにプロのこだわりを感じました。
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