イベリコ豚と様々な食材を組み合わせますが、中でも私が好きなのはごぼう。

それに香りのよい香味野菜との組み合わせです。３者とも個性的で我の強い食材。

だけど、それぞれの特徴を知っていれば、お互いを引き立てる料理になるものだと思います。

これもその一つ。　　ごぼう　をこれでもかとたっぷり加え、アクセントに香りのよい香味野菜もたっぷりと加えるので、野菜が主役のようですが、　イベリコ豚が陰の立役者。イベリコ豚のコクと旨味が全体をまとめるので、イベリコ豚がないと、土臭く、辛いだけになってしまう。

◆◇◆イベリコ豚の香味焼き◆◇◆

野菜と肉の厚みや大きさを揃えるのがPOINT

【材料】（４人分）

• イベリコ豚切り落とし150～200g[火が通りやすいよう細切りに]
• ごぼうのささがきor千切り（酢水煮）　１/2本分くらい
• 人参の千切り　　40gくらい
• 三つ葉 １束
• 針生姜　１欠片分
• 胡麻　大さじ１
• 磯海苔　適量
• 小麦粉　100g
• 卵２個
• 顆粒だし、小さじ2、塩小さじ1、酒小さじ２、粗挽き胡椒少々

〈つけタレ〉酢大さじ1、醤油大さじ2、酢橘のしぼり汁 小さじ1,※このみで唐辛子1本～合わせておく

作り方

野菜の水気をよく切り、材料を全て混ぜ合わせ、熱したフライパンに、ごま油を敷き、両面　中火で焼く。

〈つけタレ〉を添え器に盛る。

　この料理は、家族も好きで、何度となく作っていますが、普通の肉でつくると「これ、イベリコじゃないね」と気がつくほど。焼ける脂の香りからわかるようです（笑）

旨味やコク、赤身の味～後味に至るまで～全く違うので食べ慣れた料理だけに、その違いがわかるのでしょう。

切り落としとはいえ、量もたっぷり、厚みがあり、大きさも一口大のものも多く入っています。普段使いにはもってこい、生姜焼き、カレー、炒め物、汁物など幅広く使えるので、お勧めです。