このイベリコ豚ロース肉は他の部位と比べてあっさりしているので酸味のあるソースにも合うと思います。

今回はベトナム風のレモングラス焼にしてみました。さっぱりとした食感でごはんによく合うエスニックな1品です。

イベリコ豚ロースのレモングラス焼き

ボウルにニンニク1かけをすりおろし、レモングラスパウダー小１、ニョクマム、砂糖少々、カボスの搾り汁半個分を混ぜ合わせたものに肉を入れ、両面をマリネして20分ぐらいおく。

その間に、人参と大根を大きめのせん切りにして塩もみした後、ニンニク微塵切り、ニョクマム、砂糖、残り半分のカボス汁と合わせてなますにしておく。

フライパンに薄くサラダオイルを敷き、弱火で肉を焼いていく。

片面5分で薄く色がついたら裏返し、更に5分焼く。マリネ液のせいで焦げやすいので気を付ける。グリルがあればあぶり焼きをしても良い。

最後に火を強めて肉にきれいなこげ色を付けたら取り出し、保温しておく。

フライパンには先ほどのマリネ液を入れ、弱火で軽く煮詰めてイベリコの脂となじませる。好みで少しだけニョクマムを足す。

更にサラダ菜を敷き、カットした肉を載せ、ソースをかける。なますもあしらう。

お米（タイ米だと更によい）と一緒に頂く。

感想：

ベトナム料理は生野菜が豊富でさっぱりとしている上、お米によく合う味付けが特徴的です。箸を使う文化だからでしょうか。

こちらの一品も、柑橘のさわやかさにレモングラスの清涼感ある香りが加わり、食欲をそそります。

お肉の少し焦げた部分の香ばしさがたまりません。

特に美味しいのは、肉汁と交じったソースです。ごはんがすすみます。

普段はピーナツオイルでお肉を焼きますが、このイベリコ豚を使えばその必要はありません。

一切れが厚めなので食べたときにボリュウム感があります。また肉厚のせいかジューシーさも保たれやすい気がします。口の中に入れたときの香りのよさと、噛みしめたときに口内にあふれる旨みのおかげで、とても満足度が高い一品になりました。