この商品はまだレビューが書かれていないようですが、美味しかったのでレポートします。

届いた肉を見ると、手頃な大きさのブロックだったので、このまま『マトンのロースト』を作ることにしました。

解凍した肉に、粗塩と黒コショウ粒を砕いたものをすり込み、おろしたニンニクもすり込みます。さらに、おろしたリンゴをたっぷりまぶして、そのままビニール袋に包んで冷蔵庫に入れ、１昼夜置きます。

調理の２時間くらい前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻します。この間に、ニンジン、タマネギ、セロリ、ジャガイモを用意して、それぞれつけ合わせ用に下処理します。

オーブンを１８０℃で予熱開始します。フライパンに油をひいて、下処理した野菜を炒め、耐熱皿に並べます。

次に肉をフライパンに入れ、強火でそれぞれの面に焼き色をつけます。焼き色がついた肉は、野菜を並べた耐熱皿の上に置きます。肉の上から水をかけて、予熱が完了したオーブンに入れます。水をかけるのは肉の乾燥を防ぐためですが、あとでグレイビー（ソース）を作るときにもこの水分を使います。

オーブンで２０分ほど焼いたら、肉をひっくり返します。さらに２０～３０分焼きます。この間に、つけ合わせ用のブロッコリーを茹でておきます。

肉に金串を挿して取り出して温度をみます。中心部に熱が回っていたら出来上がり。冷たいようなら、さらに焼きます。今回は用意していなかったのですが、ポップアップタイマーがあると、いちいち温度を確認しなくてよいので便利ですね。

肉が出来上がったら、すぐにアルミホイルで包み、２０分ほど置きます。この間にグレイビーを作ります。

耐熱皿から野菜を取り出し、残った水分をフライパンにあけます。もし油分が多いようなら取り除きます。これに赤ワインと水、固形ブイヨンを加えて加熱します。野菜がまだ硬そうなので、グレイビーを煮詰めるついでに茹でてしまいました。

水分が減ってきたら野菜を取り出し、ウスターソース、ケチャップ、醤油などで味付けます。煮詰まった時点で濃い目の味がついていればＯＫです。さらにバターを足して煮詰め、とろみがついたら容器にあけます。

肉を１センチ厚くらいに切り分け、周りに野菜を盛り付けます。グレイビーをかけて出来上がり。

今回届いたのは６６０グラムのブロックでしたが、１８０℃で合計５０分焼いても、中はレアな状態でした。熱は通っているはずなので、このままいただきましたが、オーブンの温度を高めにして、もう少しミディアムレア気味にしてもよかったと思います。

ＭＦマトンは柔らかく、臭みは全然感じません。なんと言っても、ほどよい具合に入った脂がとろっとして、甘みがありました。ちょっと多いかなというくらいの量でしたが、美味しくて、あっと言う間に無くなってしまいました。