カサルバの牛生ハム・セシーナ(Cecina)のブロック。多分2年以上熟成している。熟成感のある味わいと風味が良い。熟成が長いので肉が締まっている分、極薄にスライスすることで口溶けもよく旨味をよく感じられる。 今までいろいろな部位を食べたけど熟成が長い部位は写真のように外もものセシーナが良いかも知れない。
これは写真のようにスライサーなどの薄切りが良いと思う。口に入れたときの牛ならではのコクのある熟成された芳香と舌にからみつくようなねっとりした食感が楽しめる。もちろん味は濃厚だがしつこくないし、乾いたセシーナが多い中、カサルバのセシーナ(Cecina)はしっとりとしていてなめらかな食感が楽しめる。もちろん味は申し分ない。
残念ながら牛の生ハム・セシーナ(Cecina)は未だ日本には輸入されずにスペインに行ったときにしか食べられない貴重品。もともと豚肉よりも牛肉を生で食べる日本人こそ、牛肉の生ハムは食べやすいと言えるのかも知れない。オリーブオイルなどをかけてカルパッチョ仕立てにしても味負けしなく、ちゃんと味が重なって乗ってくるのが牛肉らしいと思う。
是非とも日本に入れたいもののうちの一品です。