これは生ハムのカットなんですが、普通のカットではありません。
薄く小さく手切りでカットしたものです。
ちょうど花びらをふわふわ〜っと盛りつけたような感じで、思わず手づかみでガッツリ食べたくなりますね。
この生ハムは、スペイン南部のムルシアにある、有名なバルのメニューです。
朝6時から夜は24時近くまでぶっとおし!でやっているこの店は、多いときは1日になんと6本ほどのフビレスの生ハムを消費するんだそうです!! スペインは広し!びっくりした!!。
お店は朝の6時から23時30分ぐらい(僕が行ったときは24時頃まで)ぶっ通しで営業してます。
オーナー兼、生ハムカット名人はこの方(カウンターの向こう側です)
お店の名前とオーナーの名前、現在忘れ中です、すみません。
数々のコンテストに出ていると言っていましたが、この名人のナイフ裁きにはびっくりします。
ナイフがえらい早い!、まるで、洋なしを削るようにスパスパ削っていきます(洋なしとしたのは柔らかいものを削るようなと言う意味です)
厨房のスペースの関係上、なんと縦切りです。
縦切りのほうがやりやすいの?と聴いたところ、そんなことはない、とのこと。
動画でお見せできないのが残念ですが、普通の生ハムナイフが縦横無尽に動いて、下の皿にみるみるうちに花びらのように積み重なっていきます。
この生ハムをこの切り方でカットするから、余計に美味しいんですね。パクパクつまんでいるといくらでも入ってしまいます。
そしてご覧の通り完成!
花びらの形の、ハモンデトレベレス赤ラベルのシュゼットが完成です。
オーナー曰く、「フビレス社の赤ラベルはもうずっと使っている、高いレベルで安定しているのがいいし、お店のお客さんもずっとこの生ハムのファンなんだ。」
スペインのムルシアに行くことはめったにないけど、次回行ったら、もちろん一人でこの一皿をガッツリ食べたい!と真から思います!!