グラナダから高速道路をおりていくつも山を越え登ってきた。向かいの山の中腹に見える道路を通ってきた!が、その遙か向こうの山を越えて登ってきた!!高度がぐんぐん上昇していく。グラナダを出発したときは朝の気温で30℃、正午過ぎのこの辺の気温はそのぐらいか、もう少しあるかも知れないが、空気が乾いているせいか全く暑く感じない。 非常に気持ちいい。
山道での標識。左上フビレス、左下トレベレス。
今回訪問する生産者はハモン・デ・トレベレスを生産するフビレス社だ。フビレス社はフビレス村にありトレベレス村とは、ちょうどシェラネバダ山麓の中腹付近の山を隔てたところにある。同じハモンデトレベレスの生産者だ。
更に登っていく。日本では見られない景色が広がっている。上ってきた道路は右上に少し見えるようだ。
一つの山の頂上付近に写真のように標識がある。トレベレスはここから下がって上がって7kmほど行ったところで標高は1600m!ある。フビレス社があるフビレスはこの標識のところから下がっていって標高が1250mの所にある。道路では12km離れているが、山道で9km離れた距離にある。
やっとトレベレス村が見えてきた。グラナダから車で3時間弱の道のり、険しい山道をいくつも山を越えやってきた。この山中に生ハム生産者の村があるのは驚きだ。成田からバルセロナまで乗り換え入れて16時間、その翌日の早朝にグラナダまで飛行機で飛び、レンタカーに乗り換えること3時間、延々2日間かけての到着となった。
谷間を抜けるとトレベレス村に到着した。 意外に大きい村。この村の人たちはほとんど生ハムづくりとバル、レストラン、ホテルなど観光業に従事しているようだ。 夏の間だけ避暑にやってくる人たちもいるそうだ。
ここは生ハム専門店。場所柄、生ハムのメーカーが直に売っている直売所などもあり見ているだけで楽しい。
ちょうどバカンス時期なので避暑もかねて結構な賑わいがある。少しだけ暗い雰囲気を連想していたけども、なかなかどうして道中は大変険しいけれども、明るい村だ。
トレベレスのバルの店内。このバルはトレベレスの生産者直営店らしい。