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■トレベレス・生ハム 2008/07トレベレス,ブルゴス

フビレス村の夜明けはゆっくりと澄んだ風で始まる

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フビレス村はグラナダ県に俗する。同じシェラネバダ山脈のトレベレス村とは9kmほど離れている。日中は日差しが強いが、夏でも朝夕の空気は冷たく澄んでいる。寒暖の差と乾燥した良質の風がハモンをつくる理想的な環境を醸し出している。


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一番最初の写真の左上にあるのがフビレス社。ハモンデトレベレスの生ハムの生産者だ。
フビレス社の工場はきれいで床は全て大理石で出来ていた。

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徐々に夜が明けてきた。泊まった部屋のベランダから村一帯を望む。村の家の屋根にはなぜか、砂が敷いてある。夏の強い直射日光を防ぐ為だろうか?
村の家々は、ブドウの蔓を2階のベランダまで伸ばして日よけにしているところもある。自家製のワインをつくるのだと言う。
朝6時に起きて洗濯をして7時頃に干したら、9時頃には乾いていた。湿度が低い(乾燥している)のでのどがよく乾く。少し痛いぐらいだ。でも風は非常に心地良い!し、空気が美味い!

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フビレス社も夜が明けてきた。夏の間は夜冷たい空気を積極的にボデガに取り込みハモンに呼吸をさせるという。日中の暑い間は窓を閉めて一定以上に上がらないようにしてハモンをじっくりと熟成させるらしい。1日の中にも四季折々の気候が存在するような寒暖がはっきりしているからこそ、じっくりと塩慣れしたハモンが出来ていく。

朝、散歩をしてみた。

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地面から2階のベランダに伸びたブドウの木。あとで聞いたら葡萄の木は樹齢30年ぐらいだと言っていた。

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こちらはフビレス社のエンシーナ(どんぐりの木)。樹齢100年ぐらいでようやくこのぐらいしかならないそうだ。エンシーナは成長が遅く木が堅く締まっているのが特徴。デエサにあるようなエンシーナは樹齢数百年から千数百年だそうだ。

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