高級ハモネロメーカー・アフィノックスでも価格的に最高ランクに位置づけられるハモネロは意外にもシンプル。 しかしながらハモネロの基本的使命とも言うべき「安定してカットできる台」の為の必要十分条件である重量と安定感については右にでるものがないほどのもの。ちなみに総重量は14,5kg！！にもなる。
又、底板の厚さはなんと1cmにもなる無垢のステンレス鋼板。このボリュームが重量と安定感を生み出している。
写真はハモネロの底板を裏返しにしてノギスで厚さを測っているところ。正直裏返しにするのもかなり重い。
綺麗に仕上がったステンレス鋼の底板の裏面。滑り止めとも言うべきものが4角に付いている。
中央にはアームを固定するアーム台が六角レンチでしっかりと固定される。
10ミリのステンレス鋼板に六角レンチでしっかりと固定されるのは木製の底板に木ネジで固定されるのとは訳が違う堅牢さがある。
ステンレス鋼板にしっかりと固定されたアーム台。美しいゴールドのメッキが施されている。
ハモン（骨付き生ハム）の足首を固定するリングはもちろん回転式。足首の上下をしっかりと固定するために足首の下の部分にも針が出ている。
生ハムの足首とは反対側のコントラマサ側（ランプ側）を固定するステーの部分は生ハムにより傷が付きにくい丸みがかったデザインになった。生ハムにあまり傷が付きにくい優しい構造になった。
重心を限りなく分厚い底板の鋼板にもち、安定感を高めたアフィノックスのステンレス重量モデル。なんといっても魅力はにぶい光沢を放つステンレスの底板の表面だ。鏡のようにアームが写っているのがわかると思う。このアフィノックスモデルのハモネロがスペインのフィリップ皇太子に生ハムの組合を通して送られたのは結構有名な話だという。
発売は来週中です。