セビリアに着いたときは夜になっていた。
ハブーゴ村から車で約100km、2時間の道のりだった。
セビリア市内のホテルのフロントから
吹き抜けになっていて美しいホテルだ。
いいホテルに泊まれるというのに、明日は朝6時にバルセロナに
発たなければならないというのは寂しい。
こういうホテルはせめて3泊ぐらいはしたい。。。。
この後、近くのバルに向かう。
店内にはいたるとこりに、ハモンイベリコの原木やら、サラミが吊るしてある。
生ハムの原木の下にある白いかさのようなものは、脂の受け皿だ。
人肌でも解けてしまうイベリコ豚の脂を受け止めるためだ。
この脂もスーパーとか専門店で販売をしている。料理に使うという。
天井から吊るしてある生ハムは、圧巻だ。
それにしても、タバコの煙もすごい、まるで生ハムをいぶしているかのようだ。
でも、スペインではそんなのお構いなしだ。
生ハムは何処でも、裸のまま、陳列してある。しかも常温でだ。
何百年ものスペインの食生活の間、常温で熟成され、保存されてきた歴史がある。
外国人の我々の心配など吹き飛ばしてしまうほど、生ハムは愛され食べられている。
時間が来るまで、落ち着いたバーで一杯やる。
明日はバルセロナなので、今夜のうちに本場のフラメンコを見たい。
情熱の踊り、フラメンコ!年季の入った男が二人、場を盛り上げる。
7人の踊り子がすべて会して最後に踊る。壮観だ。
感激して涙さえ出てくるから不思議だ。
15年ほど前に見たときには、時差ぼけで半分寝ていたことを思い出した。
フラメンコの味わいがわかる年になったのだろうか。。。
劇場を後にする。なんとも味がある通りだ。
さて、明日はバルセロナだ。朝が早い。