カテゴリー
未分類

香港の焼き物専門店

20121114-155715.jpg

このお店は焼き物専門店で特に、仔豚の有名店。
脂がのった、いい仔豚です!

20121114-160005.jpg

仔豚の下焼きをしているところです。

カテゴリー
■ハモンセラーノカッティング中 ■ブルゴスの生ハムメーカー・カサルバ

カサルバでの2つのハモンイベリコベジョータを味わう。

IMG 1812

今回は珍しく厳しいことを話しあった商談でしたが、終わった後はこの通りの笑顔で記念撮影?!。

厳しいことを言い合っても、俺たちカサルバファミリーです♪

左から、工場長のミゲル、サチオ、フリオ、息子のステファノンです。
ミゲルは、新しい彼女とつきあっていてウキウキ?!
フリオはひげを生やしてちょっと精悍になったような感じ。
僕はちょっと時差ぼけ中(じいさんぼけとか言っている連中あり)
息子は後を継ぐため、現在ニューヨークで食の修行中。

IMG 1814
これだけの大トロ(ハモンイベリコベジョータです)を食べれば、気分も軽やか〜ってとこでしょうか。それにしても今回も様々な生ハム食べて良い勉強になりました。

DSC 4613
でもってこれがそのハモンイベリコベジョータです。熟成は54ヶ月程で今現在、うちで輸入しているものと同じロットです。

DSC 4583
手前がこれ。真ん中もベジョータでコレも良いですが、両方とも性格が異なるベジョータなワケです。

セラーノ(左はセラーノです)の横の真ん中のベジョータに関しては、柔らかく繊細な肉繊維で落ち着いた味わい。
向かって左側のベジョータは蜜のようなベジョータで、肉繊維も味もしっかり、脂の状態はしっとりとろけるよう。
「2つとも良いベジョータだし、甲乙付けがたい。どうして出来るのか?と言うことは言えないし、ベジョータがもともと持っている個体差であることが大きい。(フリオ)」
ですって。

同じロットで(ということは同じ農場で同じ血統で)すが、これだけ違った両雄のハモンイベリコベジョータが出来るんですね。

DSC 4609
生ハムと来ればワイン。カサルバで出したワインは、ベンハミン・ロメオのプレディカドールの赤2008年です。
ちょうど熟成がこなれてきてまる〜くなってきてベジョータにも合うようになってきました!!

DSC 4572
こうやって試食するのがカサルバスタイルです。右の方、忘れてました。すみません。
外商担当のヘススです。イタリア、ロシア、中南米、ドバイなど世界各国を飛び回ってます。
もとは弁護士と、ハブーゴ村の有名生ハムメーカーの営業部長だったこともあります。
彼は日本車が好きで、トヨタ・レクサスのバン?(すみませんこんな呼び方で)のハイブリッドに乗り換えて、しかもリッター20キロ以上走ってお気に入りです。
※今回、生ハムのクレームのことについても話し合ったのですが、ヘススがいうには某メーカーではその当時でさえクレーム率5〜8%だったそうです。

IMG 1895
ついでにアップ。来年の輸入から箱がより丈夫になると思います!
生ハムの箱についても試作品をみて、打ち合わせ。

 

 

 

 

カテゴリー
生ハム・料理レシピ

モリレス村での昼食はハモンセラーノ入りカツレツ

IMG 1873

これは何でしょうか?。。。ブーメランではありません。

ロール状にしたような揚げ物でパン粉が付いてます。

そして肉とハモンセラーノが入ってます!

それにしても長い!50cmぐらいあるかも知れません。

この辺の(アンダルシア、コルドバ、モリレス)料理だそうです。

DSC 5172 2
切り口はこれ。
あまり脂っぽく無くどちらかというとさっぱり目。多分ヒマワリ油で揚げてるんでしょうねー。豚肉を叩いて間にハモンを入れてるんだそうです。欧米は基本的に肉のスライサーと言うのが無いのでちょっと厚切りを叩いて伸ばすんでしょうね。肉を叩くことで肉の線維がより一体感になって食感にあらわれてくるんだと思います。

DSC 5173 2
カットをするとこのとおり。ぎっしりと豚肉を叩いたものとハモンセラーノが巻いてあります。
各テーブルにはオリーブオイルとビネガーがあったのですが、レモンをきゅっと搾って食べたかったですね−。こちらの人はやはり上手に生ハムを使うな〜〜!と言うのが行くたびに思うことです。肉のロールカツを、より凝縮したコクをだすハモンセラーノを入れることで、肉だけでは出ない味わいを引き出していますね。ちょっと褒めすぎですが、参考になること多々アリです。
是非、日本でハモンイベリコベジョータ入りのイベリコ豚巻きをやって欲しいと思います!!、、、。でもいくらになることやら。。。

 

 

 

 

カテゴリー
■トレベレス・生ハム

ハモンにうるさいグラナダでのフビレス社の評判その①

DSC 3303
グラナダの市内のチャルクテリア(生ハム専門店)。こちらのお店はフビレスの生ハムしか置かない。
それもそのはず?、フビレスの社長の娘がやっているチャルクテリア。

DSC 3304
チャルクテリアというよりちょっとしたグルメショップという感じで品揃え豊富。
もともとはレンタルビデオ専門店だったらしいけど、予約で生ハムを販売するうちに口コミで美味しいと評判が伝わって、レンタルビデオやさんに生ハムを吊る下げることに。。。
途中で意を決してチャルクテリアに改装したのが十数年前とのこと。気の良いオヤジはもうすっかり生ハム店主だった。

DSC 3321
店主(右)とフビレスの営業マネージャー(左)と。

DSC 3319
ハモンは2つの夏を経験するとすごく美味しくなるよー!、と言いながら生ハムの脂受けの、ククルチョスを見せてくれた。

DSC 3317
昨日取り替えたんだけど、もう今日は、すでにこれだけ脂がたまってるよ。
夏場この生ハムは汗をかきやすいんで(脂がとけることを言います)、少なめに店内に吊しているんだ。
じゃないと1ヶ月で数百グラム重量が減ってしまうからね−。。。なるほど、1本ごとの量り売りなので、結構切実ですね。

DSC 3322 2
店内の生ハムはほとんどがハモンセラーノ。もちろんハモン・デ・フビレス。
そして多かったのが20ヶ月熟成。製品が安定しているから、お客さんは十数年のお客さんもかなりいると言う。
しかし右から数本は、フビレス社のハモンデトレベレス(トレベレス協会認定の生ハム)。これが一番先になくなるよ。一番高いんだけどねー、とのこと。

一般家庭では1本を早い家庭で1ヶ月以内!で消費、普通でも2ヶ月で1本ぐらいだと言う。
朝は生ハムをカットしてフランスパンに挟んだボカディージョを家族全員で、昼もボカディージョとなれば消費は増えますね。 

店主にフビレスの生ハムの特徴は?と訪ねると、脂が美味く安定していてクレームが全くない!とのこと。

DSC 3315
フビレス社があるアルプハラ地方のワイン。酒精強化ワインのような感じ。イベリコ豚のセボの生ハムに良く合う。グイグイいけるから不思議。

DSC 3327 2

カテゴリー
未分類

チョリソーイベリコベジョータの鍋を始めて食べた!その味わいは4回楽しめる♪

DSC 1240
タイトルにあるような、鍋の具は、なんと

チョリソー・ベジョータ(粗挽きイベリコ豚のパプリカ風味熟成生サラミ)

の鍋でした!(真ん中の赤いサラミです)
その下にはイベリコ豚ベジョータの肩ロースと、バラ肉が。

そしてモッツアレラチーズがあって、ハマグリ、鯛、鱈とつづき
数々の野菜。
食べたところは、日光市鬼怒川温泉の「湯けむりまごころの宿・一心館の夕食」

総勢15名での会議室を朝10時から使わせて頂いての打ち上げのお料理の一部です。
フレンドリーなスタッフのおもてなしと、お風呂が何種類もあるミニ・スパも体験できて
会議室でしっかりとお勉強&仕事をしたあとは、恒例の宴会の始まり♪
宴会場も畳の上でのテーブル席で、セミナーで疲れた体を畳が優しく、いやしてくれます。

DSC 1273
それらの具をこのとおり、二食鍋に投入!。女将さんいわく、この鍋は4度美味しいです。
1)和風出汁で頂く→あっさりしてながら食材の持ち味良好。

2)青トマトベースの洋風だしで頂く→トマトの香りと酸味が新鮮な味わい。イベリコの良質な味わいを更に高めてます。

3)チョリソー・イベリコベジョータを入れてコクを出して頂く→ここまで来ると2個目の固形燃料を投入!グツグツちょっとさせておくとチョリソーの赤い濃厚な脂と出汁が出てきてイベリコ豚はもちろん、キノコ(これも合う!)や野菜類に乗り移って美味しくいただけますね。

4)モッツアレラチーズをいれて更にコクとまろやかさを出して頂く→チーズがとろけて(これも美味しい)鍋のスープが白濁していきます。そうするとチョリソーの脂の赤色がより映えて見た目も美味しく更にこってりしていきます。
DSC 1314

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上の4通りの味わいを堪能出来ました。
上記の写真は、チョリソーを投入後グツグツ、そしてモッツアレラチーズを入れて白濁しているところです。
スープがとても美味しくいただけるし、第一チョリソーを煮込んでもチョリソー自体の味わいもしっかり残っていてこれも美味しく食べられますよ♪

最後にとっておきの裏技をご紹介!

DSC 1275
これは何でしょう?

正解はハモンイベリコベジョータを原木から切り出したものです。
DSC 1246

この通り、生ハムを原木からカットして、適度に温かい鍋のとってに少し置くと、、、、

 

DSC 1284

少しずつ、ハモンイベリコベジョータの脂の部分が透き通ってきています。

DSC 1287 2

ほらこのとおり!ハモンイベリコベジョータも脂が透明になって美しくなります!
そして脂はとろとろ、ちょっと香ばしく口中に肉のコクが充満して幸せな気分でしたー。是非おためしを!!

 

 

 

カテゴリー
未分類

生ハムが乾きやすい場合に

IMG 8621

生ハムが乾きやすい場合に、ナイフの峯で脂のところを削って(写真のように)

IMG 8623

こちらの写真のように、生ハムの乾きやすいところにバターのように塗っていきます。
こうすることでこの面の乾きは遅くなることと思います。

ただ、弊社も生ハムの販売をしていて思うことは、堅い部分を好むお客様もいる!ということです。
現に堅い部位をは何処ですか?と聞いて購入する方もいますし、展示会などでは堅いところが美味しい!
と言っている方もいます。
実際僕などは、蒸留酒には柔らかい生ハムより、むしろ、堅く乾いた生ハムのほうが好きです。

柔らかいビーフジャーキー下さいとは、余り言わないし、好みの方は少ないと思います。

生ハムは柔らかくシットリとしているというイメージがあるからこそ、柔らかい生ハム食べたい、、、。
という潜在意識があるのかも知れません。
もともと生ハムは生肉を乾燥熟成をしていくので、乾いているというイメージをもってもらうことも必要かも知れませんね。

それと、お客さんからの問いに、上の写真の側面の黄土色のようなねばねばしたものは何ですか?との質問がたまにあります。
当然と言えば当然の問いですが、これはマンテカ脂といいまして、熟成途中の生ハムの乾きを防止するために豚のラードが塗ってあります。
イタリアなどではラードに米の粉などを混ぜてもっと厚くぬっているようです。酸化しているので黄色みがかった黄土色になってしまっていますが、カットする際にはそこをそぎ落としてカットしていきます。裏面の脂なども黄色になっているところは酸化していますので、落としてカットしていきますね。
一度、都内のバルにいった際に、黄色の脂はそのままでカットして出してきましたが、食べるとやはり美味しくなかったです。
良く、カットする前に綺麗にしたら?と聞かれますが、白色できれいになった脂も酸化してしまいますので、カットする際にカットする分(その日1日分とか)の酸化した黄色くなった脂をそぎ落とすことがいいんだと思います。

カテゴリー
未分類

カサルバのパンセタで肉じゃが風煮込み

IMG 0960

カサルバのパンセタ(イベリコ豚ベジョータのバラ肉を塩漬け後、乾燥熟成したもの)を少し厚切りにして、馬鈴薯、蓮根そしてくわいと一緒に醤油で煮込んだ、まさしく肉じゃが風のメニュー。
ここの(赤坂の1日ひと組限定のフレンチレストラン)シェフはカサルバのパンセタの様々なメニューを良く作ってくれるな〜。パンセタの風味と脂のコクがたまらない美味さです。
それにしてもこのパンセタって、様々な料理に応用出来るので、ほんとびっくりです。これだけ脂が多いので敬遠されるとおもいきや、脂の質が高くコクと香りがあるので様々な料理に応用が利くらしいです。そう言えば、サンセバスティアンのマルティン・ベラサテギさんに合ったとき、今はカサルバのパンセタを12時間煮込んだメニューを作っているんだ、、、と言っていたのを思い出しました。アケラーレ(やはり三つ星)のスビハナ氏のアミューズにもこのパンセタを使ったメニューもありました。

IMG 0966

れんこんも、パンセタの出汁が浸透していて美味しいです。

 

カテゴリー
未分類

カサルバのパンセタを使ったパンを出しているマルティン・ベラサテギの二つ星レストラン

IMG 1316

3月27日のバルセロナのアリメンタリアの展示会の後の食事は、久々のミシュラン二つ星!
サンセバスティアンのミシュランの三つ星レストランのオーナーシェフ、マルティン・ベラサテギがやっているバルセロナのミシュラン二つ星レストラン、LASARTEサラルテに行ってきました。ここはカサルバのパンセタを使ったパンを出していると言うことで興味津々。

IMG 1323

出てきた!。ブリオッシュタイプのふわふわパンの中に角切りのような存在感があるパンセタが入っている。

IMG 1327

分解してみるとほら、この通りゴロゴロと入ってる。食べてみるとパンセタの脂の甘い香りがしてきて、フワッとしたパンの中にパンセタの存在感がひとしお。これだけでワインがどんどんいけてしまうほど。ワインはやはりベンハミン・ロメオ!
ソムリエさんにベンハミンのワインは何がありますか?と訪ねると、、、
ベンハミン・ロメオのワインは実に良いですね。我が店では、トップキュベのコンタドールの他に、ラ・ビーニャ・アンドレス・ロメオ、ラ・クエバ・デル・コンタドール、プレディカドール、ケ・ボニート・カカレアバなどあります、、、、。」
さすが、ベンハミン。。。
更にしつこく、ビンテージを訪ね、あまり当たり年でない2006年のラ・クエバ・デル・コンタドールをオーダーしてみました。

IMG 1334 2

ということで、ベンハミン・ロメオのラクエバ・デル・コンタドール2006を頼みました。ちなみに抜栓は少しでもワインが開くようにコースの始めにして頂きました。
しっかりしたボディは6年ほど経って、なお複雑味を増していて、品の良い樽の香りの余韻が続きます。

IMG 1351 2
赤ワインに最高の相性のピジョン。コースは20時30分に始まり24時過ぎに終わりました。。。
お疲れ様でした。。。

カテゴリー
未分類

サックリとした食感で繊細でジューシーなイベリコ豚の仔豚の丸焼きの試作に立ち会った♪

IMG 1036

美味い仔豚を焼くには、良い素材と、それを活かす腕と、火力が必要かも知れません。
それも写真のように圧倒的な火力を使って仔豚を焼く焼き方があります。今回はこれに立ち合い、そして美味しい試食をしてきました。

IMG 0991
最初はこんな感じから焼き始めます。下味をつけて下焼きをした皮付きのイベリコ豚の仔豚をまんべんなく炙っていき徐々に皮と脂を柔らかくしていきます。写真では熱さが伝わってこないので残念ですが、よく見ますと仔豚の頭の下にも火が出ていますね、この新調した仔豚の炉全体で何万キロカロリーという圧倒的な火力のバーナーが全開になっています。その上に置いてあるのが特殊な石です。この試作品の仔豚を焼いた場所は東京近郊ですが、専門の厨房機械屋さんが仔豚の為にフルオーダーメイドで作った専用の炉です。ちなみに焼いている方々は東京の有名中華さん。下処理も完璧にしたイベリコ豚の仔豚を持ってきました。

IMG 0997
仔豚にみるみると色が付いてきます。この調理の技法の特徴としては、十分に熱せられた豚皮の下の脂と更に表面に脂を塗ることによって、強い火力で皮の表面を爆発させ、皮をつぶつぶ状のごま振り状態にしていきます。そうすることによって皮のサクッとした食感と肉のジュ〜シーで子豚特有の繊細な食感を同居させることにあります。

IMG 0999
こうやって脂を塗っては表面を火に当てて爆発させ(えらい煙です)てを繰り返して焼き上げていきます。写真をとっていても非常に暑いです。

IMG 1001
更に皮の下から脂がでてきて、照りも出てきます。イベリコの仔豚は、子豚なのに脂があって皮がしっかりしていて、そして肝心の肉が美味しく、、、ここまできてごまかしはききません。

IMG 1010
ロース・バラの部分がゴマを振ったようにつぶつぶしてきています。これがサクッとする秘訣です。写真のようにフォークのようなものに突き刺して焼いているのは、まんべんなく火を通して焦げ色を一定にした繊細な焼き方が出来るためです。オーブンに入れっぱなしではこのような焼き方が出来ないかも知れません。この焼き方も中華の特徴の一つです。またそういう話なら二度焼きも中華の特徴の一つかも知れません。もっともこれについては他の料理でもやっている可能性はありますが、、、。効果としては下焼きの際にしっかりと下味をつけた仔豚をしっととりと火を通すことです。火を通しすぎないことで、二回目の仕上げ焼き(今回焼いている焼き方です)に短時間で焼き上がりジューシーさを保つことが出来ます。

IMG 1054
こうなってくるとようやく完成です!!

IMG 1058
最後に仔豚の炉の上に置いて休ませて完成です♪全体的にゴマが振ってあるようにつぶつぶ状に皮が仕上がってます。

IMG 1065
さあて、カットして試食です!。サクッとした音がします!!イベリコの仔豚は肉も美味しいので肉も適度に付けます。 

IMG 1067
皮はサックリとしていて肉が繊細でジューシーなイベリコ仔豚の料理の出来上がりですーーー♪ 
手間暇かけて、そして特別な焼き方をした仔豚は、高級料理として非常に納得できる出来映えと美味しさです。
一度体験するとやみつきになりそうです。

この作品!は2月21日からのホテルレストランショーで「藤村製作所」様のブースでお目見えです。
コマ番号は「2−Q03」です。

カテゴリー
未分類

ある意味、出来すぎたカサルバのハモンセラーノ38ヶ月熟成/スペインワイン&フード商談会、inインターコンチネンタルホテル

昨日(2011/11/02)はスペイン大使館商務部主催のスペインワイン&フード商談会の最後の展示会。
今回は生ハムはカサルバのハモンセラーノ1品のみ。主力はベンハミン・ロメオのワインに置いて、その他エンブティード(腸詰め食肉製品)やアルバラシンチーズ、ジャム&ジュレなどの展示をしましたー。
ちなみにこの日ただ1品(いつもは4品の骨付き生ハムを展示)のハモンセラーノはちょっと違うセラーノ!。昨年スペインはブルゴスのカサルバに行った際に26ヶ月熟成の長期熟成ハモンセラーノから更に選りすぐりをカサルバの職人と僕と一緒に選んだ120本を、もう1年熟成させてくれ!ということでカサルバの熟成庫(ボデガ)でじっくりと世話をしてもらった、いわゆるプレミアム・セラーノとも言うべきハモンセラーノ。
ことし試しに30本を先月入れてみた、、、。で、初のお目見えがこれ!

IMG 0870
1本の重量は11.3kgとカサルバのハモンセラーノの中でも少し大きめ、通常のハモンセラーノは8kg前後だからかなり大きめ。腿の張りがあり分厚い。写真はマサ側から切り始めたところの写真で、僕はこの部分が一番の好きな部分。写真左の内ももの赤身の部分と真ん中(赤身と脂身)の薄い色の霜降りの部分と一番右の脂の部分を一緒に味わえる!!少量しかとれない部位(というかカッティング中に出来るバランス的な部位)。
赤身の乾いた深い味わいと霜降りの部分のしっとりとしていてジューシー感あるまったりとした味わいと、脂のコクを感じられる。ハム好きには、これ至福の瞬間。

IMG 0871
昨日の展示会の終了間際の写真。このように切り進んでいっても細かい霜降りが消えなく続いている。さすがに展示会は日頃から生ハムを使っているプロの方の展示会なので、大絶賛!。「これすご!」とか、「一番美味しかった、ベジョータの代わりに使おうか、、、」「これだけ長期熟成をしていて薄塩でしっとりしているのはすごい」など、お世辞でも?ほめて頂けるのは大変感謝。僕も一緒に選んできたのだから嬉しい。
カサルバの生ハムはスペインの他の生ハムメーカーと違った気候風土にあるメーカーで、その一年を通して涼しい気候風土を利用したり隣接している北のバスクのマーケットに早くから対応してきた。それは、薄塩でしっとり感のある限りなく最高を追求したハモンセラーノを作る!!ということ。カサルバのフリオが言うには、「最初から他のメーカーとはコンセプトが違う、うちの生ハムはどんなに長期熟成をかけてもこれ以上は乾かない」というもの。実際にこのセラーノも乾いて無いどころかしっとり感ひとしお。カサルバのボデガで食べる7年熟成のベジョータも乾いてないから。。。

ただ昨日の展示会となると困ったことに 、ある意味出来すぎたセラーノ。ほめことばを頂いても、通常はこれより少し落ちます、これは出来すぎですと説明させて頂いた。でも120本の中にはこれよりもすごいセラーノもきっとあるでしょう♪これも楽しみです!