アルマデンのバルで頼んだハモンセラーノ。これで6ユーロぐらい。
上記のハモンセラーノは肉質は悪く、風味がなく動物臭がしてしょっぱい。
カサルバのハモンセラーノ(上記はカサルバでも柔らかいものをあえてスライスしてみた)
薄味でしっとり感がウリのカサルバはこのへんが生命線とも言うべきところ。肉質が言い豚を使って薄味でしっとりだから長期の熟成をかけられるし、かけてもカラカラに乾かないし、味がでてくるという。もしカサルバのハモンの食感が通常の生ハムと比べて極端に生っぽく感じたら常温で25℃以上のところに1週間程置いておくことで、より馴染んでくるという。
スペインではハモンセラーノは10ヶ月未満の熟成(上記の写真)から、カサルバのように24ヶ月オーバー(実際には28ヶ月ぐらい熟成)まで様々。豚肉の選別、塩漬け方法、熟成方法によっては2枚の写真のようにこれだけ違ってきてしまう!上記はスペインのスーパーなどで売っていても安いハモンセラーノだろう、下記のハモンセラーノはスーパーには売っていないし、特定のチャルクテリア(生ハムチーズ専門店)か、高級レストランでしかお目にかかれない。カサルバの生ハムはスペインでも一番高い!
イベリコ豚の生ハムでも、これと同じようなことが存在するから奥が深いというか、同じ生ハムとは呼べないものが数多くあるのが現状だ。