パルマ近郊にある、美味しんぼでも紹介されたマッシモ・スピガローリ氏運営のクラッテロの熟成庫に招待された。
マッシモ氏には、過去にイタリア貿易振興会の取材するイタリアン、プロシュートサルーミ、レシピ講習会でお会いしたことがある。
パルマから飛ばして小一時間で蔵がある。もと古城だそうでここでクラテッロの生ハムを熟成しているようには見えない。
屋根の上にクジャクが2羽いて鳴いている。
幻想的な世界に紛れ込んだような錯覚に陥る。
このようにフランスの有名なお店も彼のところから出荷する。
蔵のすぐ裏手がポー側だ。クラテッロはポー側流域の湿気が独特の味を育むという。なんとも壮観だ。
この日はスタッフの方々がこの工房で作っている数々の製品でもてなしてくれた。写真は生サラミ!生の豚でつくって数日寝かせた物だが、旨い!。
パルミジャーノも隣の部屋で熟成している。チーズは湿度を好むのでクラテッロの熟成と合うのだろう。
クラテッロは手切りとスライサーで切り分けてくれる。サラミも数種類ある。
こちらはラルド。豚の背脂の生ハムだ。それにしても脂がしっかりとのっている豚だ。ラルドの質と厚さをみると豚の良さがよく理解出来る。
さぞかし肉は旨いに違いない。
良い色!のクラテッロをいただく。ナチュラル&濃い味わいだ。これより美味しいのは僕はほんの少ししか知らない。
パスタも堪能した。
気の良いマッシモ・スピガローリ氏と。