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■ハモンセラーノカッティング中 ■生ハム!

【6】6月3日 生ハムにアミノ酸の結晶が見られる

アミノ酸の旨み成分である、チロシン(白い粒々)が見られる。
常温での保存を始めてから40日間少々。
13ヶ月熟成のハモンセラーノになった計算だ。


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磨いてカットした切り口の断面が美しい。タンパク質が微生物に分解されて
アミノ酸に変化した、チロシンができているのがわかる。
肉をカットしていて中にできているということは、嫌気性の乳酸菌が生きていて
活動している、その結果、旨み成分でのアミノ酸の結晶(チロシン)ができると
いうことだ。

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磨く前のハモンセラーノ。前回磨いたのが5月8日だから、かれこれ25日間経っている。
裏の皮の面は全くきれいだが、表には若干のカビが生えている。

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切り口の脂をとったところ。
前回カットしてからずっと切り口には脂を張って、その上からラップでくるんできたが
今回のように20日以上も保存をする場合は、カットしたそのままの状態に、ラードを
すりこむぐらいがいいかもしれない。
実際、スペインの専門店では、切り口が乾くほどに、そのままだった。

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生ハムの切り口の断面に、ラルドをこすりつけておく。
脂の幕ができて保存の状態がよくなる。

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本日はここまで。ハモンセラーノのカットも300gほどカットした。
写真の生ハムの下の部分に旨い肉がボリュームたっぷりある。
この分だと、熟成が進んで味がこなれていて楽しみだ。
まだまだ旨くなると思う。

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右はハモンイベリコ・べジョータ。
1ヶ月この状態で熟成中だ。
こちらはどうするか?検討中。

なぜか、ハモンセラーノより手入れが必要ない。
1ヶ月経っても何もしてない。
こちらもどうなっていくか?楽しみな一本だ。

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