カサルバのハモンイベリコベジョータ。。。。の、切り落とし。形は不揃いになっているけど、味わいは変わらずかなり美味い。ボンレスの生ハム1本をスライスしたときの副産物なので、あまり出来ないのが難点だが、このスライス形態が美味しいかもしれない理由が2つ程ある。
・美味しいかも知れない理由のその1
イベリコの生ハムをスライサーに入れる際に、ランプ側からカットしていくのでランプ側の切り落としと、マサ側の終わり(ピエルナ側)が入っているので比較的上等な部位の、形が不揃いのところが入っている。
・美味しいかも知れない理由その2
これについては賛否両論かも知れないが、インナーシート(一枚ずつ生ハムを仕切っているシート)が付いていない分、脂がシートに奪われずにしっとり感がでるし、堅い部分もインナーシートがついていないのでしっとり感が出てくるという。解凍後に数日おくことでしっとり感が浸透することはあるかも知れないと思う。
・美味しいか?どうかわからない好き好きの観点
この切り落としのパックを解凍して常温にしばらく置いておくとベジョータの脂が溶け出して全てのハムに回ってしまう。ちょうどイベリコの脂漬け状態になってしまうが、これには好き好きがあるかも知れない。というのもスライスをした言わば「切り立て」状態では生ハムの赤身の状態のところには脂が付いてない、赤身と脂身を別けて楽しむことが出来るからだ。
以上、ご参考までに。(ちなみに写真のベジョータ切り落としは腐ってはいません。。。失礼)
写真の切り落としは、熟成した良い香りと脂の甘みとほんの少しの酸味のバランスが取れていて薄味。そして口に入れた瞬間から脂の甘みとコクのある赤身の部分のマリアージュが始まった。
※この切り落としはまだ非売品ですが、数量がまとまりましたら一時的に販売をするつもりです。卵の料理などに使ったら最高の生ハムだと思います。