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2007/05フランクフルト,マドリッド

自給自足型レストランELS CASALSの料理・7ヶ月肥育の鶏の食感

ホール(中抜きの丸鶏)にしてロースををしてくれたこの鶏。なんと 7ヶ月間飼育した鶏だという。ホールの重量は2.5kgぐらい。決して 大きすぎないが、飼育に要する期間に驚く。だって豚の飼育期間 より長いから。。。肉質に期待しつつ、各々の皿を待つ。

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ホール(中抜きの丸鶏)にしてロースををしてくれたこの鶏。なんと
7ヶ月間飼育した鶏だという。ホールの重量は2.5kgぐらい。決して
大きすぎないが、飼育に要する期間に驚く。だって豚の飼育期間
より長いから。。。肉質に期待しつつ、各々の皿を待つ。

このエルカサレスで飼育をしている自慢の鶏は、全身黒毛の鶏。
一定期間が過ぎたら大部分を放し飼いにしている。体重は意図的には
増やさないらしい。バルセロナ市内のレストランからも引き合いが来て
いるという。
そんなことを考えていると、来た!

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ムネのところが来た。急いで食べたら、鶏の肉の感覚ではなかった。
明らかに、肉、肉。豚肉よりも肉っぽい。それもそのはず7ヶ月肥育だから。
食べるのに夢中で、他の写真を撮ってないのが今、判明、残念。
ソースは、焼いた肉汁をベースにしてバルサミコ系の煮詰めたものを
加えたようなソース。

食べた印象を思い出してみる。肉に歯ごたえがあるが、硬い歯ごたえ
ではなく、肉の弾力を感じる歯ごたえ。ブロイラーと比べたくはないが、
柔らかくもろい肉に比べて、しっかりと密度があり跳ね返ってくるイメージ。
食べたのがムネだったが、シェフが少し焼きすぎたとも言っていたが
パサつくイメージは全くなく、肉はしっとり、しっかりという感じ。
味わいはしっかりと肉の味がする。通常の鶏の香りはなく、肉の香りが
する。
このレストランは、ブティファラをわざわざ食べに行く価値のあるレストラン
だと思ったが、ブティファラが好みじゃなかったら、この鶏だけを食べても
いいのではないか。十分価値がある。
今度行ったら、1羽丸ごとをお好みで注文したい。
ムネの1枚は、レアのロースト。ササミは、カルパッチョ。
手羽先は、塩焼き。ドラムは煮込み。モモは、じっくりとロースト。
ムネのもう1枚はステーキ。モモのもう1枚はコンフィ。
首の部分は、串を打って塩コショウで焼き鳥風。
肋と背骨の部分は、オリーブオイルでじっくりと揚げてもらう。
とにかく1羽丸ごと食べつくしたい鶏だった。
※食べ終わった後、シェフ自ら飼育場に案内してもらう。

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コチニージョ(子豚の丸焼き)と、ブティファラネグラのキャベツ巻き。
ここのは通常の子豚よりも、ほんの少しだけ余計に飼育をしているという。肉が柔らかく味が出てくるまでの間だけほんの少しだ。
で、食べてみるとわかるが、繊細なしっとりした肉質とパリッとした皮の
ハーモニーが楽しめるが、肉の味が濃い!。ほんの少しミルキーな香りが
食欲を(十分食べて堪能したのだが)そそる。
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皮付きの肉もこのように簡単にナイフで切れてしまう。柔らかくパリパリ感
が、いい。

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チーズ。上段の真ん中はすごい熟成の香りがしたが、コクが強かった。
チーズもフランス、イタリアなどありこだわりの味が楽しめた。

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プリン。口に含んだときに食感がもっちりしていて、味わいがあった。
午後1時に入って、プリンのデザートを食べ終わったのが午後5時30分、
しっかりしっかりのランチだった。この後農場へと案内してもらう。

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