この豚の特徴は、どんぐりと、栗を食べているフランス産の黒豚ということだ。
LE PORC NOIR DE BIGORRE ビゴール種という黒豚。
スペインとの国境のバスク地方から、ピレネー山脈に沿って内陸に入ったところ
ビゴール地方が飼育地らしい。
ボリュームたっぷりの後足は、どちらかというと、パルマの豚に肉付きは似ているかもしれない。
イベリコ種はもっとスマートな肉付きだ。
手前にあるのが、現地で取れる栗。
栗の木からおちてきたものを、黒豚が食べるらしいが、豚の鼻が痛いのでは?と質問をしたら
落ちてきた時点でだいたいからから出てしまっているので、大丈夫だそうだ。
また口があいている栗を上手に豚が食べるらしい。
写真の前面に、どんぐりと栗、そしてコーンが置いてあるが、この豚の主な飼料だ。
もちろん放牧され、天然の飼料で育てられる。
生ハムのほかにも生サラミなどを作っているのがわかる。
写真のような黒豚だ。
試食をする。
脂がとろっとしていて美味しい。あとはあまり書きたくない。
なぜって、旨いから、、、だ。
しかし、それにしても高価な生ハムだ。
生産者から説明を聞く。是非生産地に来てほしいといっている。
が、そうそう、たやすくいけるところではない。
BIOのレストラン、ちょうどチキンをローストしていた。
展示会場ではこのように、会場の奥がレストランになっていて、その地方地方の料理、
代表的な料理のレストランなど、たくさん出店していて迷ってしまう。
結局、フランスを代表する牛のリムーザン牛のステーキを食べることにする。
ジューシーな食感と癖のない素直な味わいだ。
テーブルクロスにリムーザンと書いてある。
フランスには、シャロレーとリムーザンという、2大肉牛が存在する。
リムーザンは子牛でも旨い。
帰りにバスクの生ハムやさんがあった。
試食をしたが、この豚の脂も旨い!人肌でとける脂質と、
多少、ロモ(ロースの生ハム)にもちゃんと霜降り状態になっている。
フランスの豚、いい肉だ!
リムーザン牛のブース。毎年出店しているが、いつもすごい料理を出している。
こんなのも展示している!すごい大きさだ。
忘れてはならないのは、フランスは世界でも有数な農業大国ということだ。
自給自足率も世界では5本の指に入る。日本とは国家の仕組みが違う。
その意味でも、毎年開かれるこの農業展の意味合いは深い。
今年もシラク大統領が初日に来ていた。
当然ながら大変の混雑なので初日の午前中を避けていくことにしている。