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■イベリコ豚 2006/03バスク、ハブーゴ

イベリコ豚のホルモン焼きを試食した。

イベリコ豚はその類まれな肉質と脂質からたいへん優れたメニューができると思う。
今回試したものは、イベリコ豚の内臓の焼肉だ。
前からたいへん興味があり、実現できたのでよかった。
試食は、胃袋、小腸、大腸、直腸、アバラ軟骨、セクレト、首肉などを、
ハブーゴ村の工場のキッチンをかりて行った。


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イベリコ豚の小腸と大腸を焼く。
脂の甘い香りがたまらない。

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今回試食したイベリコ豚の内臓。
蒼然とおいてあるが、ここまでの経緯も大変だったらしい。

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軟骨。イベリコ豚のアバラのところを今回使ってみた。

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焼く。
なんともいい感じだ。
しかしながら、ここは日本の風景ではない、スペインのかたなで
ポルトガルへも歩いていけそうなところだ。
※イベリコ豚は脂が美味しいので、カットするときにとり過ぎないようにする。

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なんともいい色に焼けた。
骨の周りについているアバラの肉が旨い。
脂も甘く香りがいい。
骨も少し歯ごたえがあるが、食べてしまった。
串焼きにもいいんじゃないだろうか。

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胃袋。
たいへんきれいだ。

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胃袋を丁寧にカットしていく。
イベリコ豚は長期に肥育するので、内臓がしっかりしている。
写真の胃袋も厚みがあるところは、牛の内臓のミノににた感触だ。

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ミノをカットするときのように、筋目を入れていく。
切込みを入れると、タレが絡むし、歯ごたえがいい。

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小腸。

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大腸。

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そして直腸。

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塩コショウを振る。

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焼肉のタレで絡む。二通りの味付けで試食をした。

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焼く。イベリコ豚のホルモン焼きだ!
胃(ガツ)は上品な味で、歯ごたえがいい。
小腸は、普通の豚より柔らかめで、ホルモン焼きでも串焼きでもいける。
大腸は、肉厚で旨い。
そして直腸は脂がのっていて、ふわふわ~とした口の中ではじける
食感だ。なんともいえない歯ごたえとコクがある。

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肩ロースの首に近い味のある部分も焼いてみる。

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セクレトも焼く。
このホルモン焼きは、ひょっとして世界一贅沢かもしれない。

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先ほどのアバラの軟骨を煮込んでおいたものをカットする。
ずっと厨房にいるのを見かねて、ワインを持ってきてくれたので、
ワイン片手に試食をする。
スペイン人は内臓があまり得意ではないらしく、寄り付かない。

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イベリコ豚のアバラの軟骨汁。塩味にした。
なんとも上品な味に仕上がった。
さっぱりしているけどコクがある。

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大自然の真っ只中で放牧される黒豚達。
次々に地上に落ちたどんぐりを食べていく。
ほんのりと甘いどんぐりをたくさん食べて、旨い肉になっていく。

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